猫な貴方と言葉の鎖

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クラウスside

スティーブンに薬を渡すとすぐにそれを飲みそして意識を失った

「だ 大丈夫かね？！」

ザ「あれっすね 次起きた時は完全に人の姿に戻ってるってやつっすよ」

「そうか それならいいのだが…」

床に倒れているスティーブン(猫)を優しく抱きかかえ医務室へと運びベットの上に寝かせる

レ「そういえば あの壊した扉どうするんすか？何もせずに帰ってきちゃいましたけど…
どう見ても一般人の家ですよね？」

そう言われてみれば…
スティーブン救出だけを考えていたためか周りの事は考えられなくなっていた

「ギルベルト すぐにその家に修理業者の手配を頼む」

ギ「かしこまりました」

ザ「おーい レオ飯いくぞ」

レ「あ はい それじゃあ クラウスさん
昼飯取ってきます」

「うむ わかった」

そうか もう昼か
事務所へと戻りギルベルトの入れた紅茶片手に買っておいたドーナツを食べる

K「クラっちも好きねぇ 甘いもの」

「む 食べるかね？」

K「じゃあ お言葉に甘えて」

一つドーナツを取り食べ始める

K「あら おいし」

「うむ 帰る途中に寄った
ミ◯タードーナツの新作でな」

K「へぇ 私も今度子供たちに買っていってあげましょ」

そういう彼女の目は立派な母親のものだった

K「それでねぇ もうすっごく可愛いのよぉ〜」

K.Kとその子供の話しに耳を傾けているうちに レオナルドとザップが帰ってきた

K「あら 二人ともお帰り」

レ「何の話してたんすか？」

K「私の子供の話よぉ〜
もう めっちゃ可愛いのよぉ〜」

ザ「旦那づっっと聴き手に回ってたんすか？」

「あぁ」

ザ「あんたもお人好しっすねぇ」

レ「あんたは人でなしだけどな」

ザ「んだと？糸目陰 毛頭のくせに先輩に口答えしていいのぉ〜かなぁ〜？」

レ「知るか！飯行って今日だけ今日だけっつって何回も人に奢らせやがって！」

ザ「あぁ？たりめぇだろ
ぼっちなお前とわざわざ時間を割いて飯食ってやってんだからよ」

レ「誰がぼっちだぁぁあ！」

ザ「ぼっちだろ ぼっち糸目陰 毛頭だろ」

レ「レオだつっよ！何回言えばわかるんすか！」

騒がしくなった室内
レオをあしらい机の箱からドーナツを一つ取る

ザ「うめぇ」

レ「ちょ ザップさん 真面目にそろそろ金返してください！」

ザ「人に貸したら帰ってくると思うな 以上！」

レ「以上！じゃねぇよ！」

そうだ スティーブンが目を覚ましたら
パティーを開こう
そんな事を呑気に考えながら
今日も紅茶を啜る

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