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主人公side

家に帰ると蓮が出迎えをしてくれた
蓮は私を見るなり耳と尻尾が下がった
きっとお腹が空いているのだろう
そう思い今にも倒れそうな体に鞭を打ち台所へと向かう
その途中蓮が棚へと登り何かを訴えかけてくる

なんだろう…

『ここですか?…でもそこには救急箱ぐらいしか…あ 手当てしろって事ですか?』

「にゃ!」

心優しい猫だと思った
さっき耳と尻尾が下がったのもお腹が空いてるからではなく私がボロボロだったからだったのか…

棚から救急箱を取り出し手当てしていく
消毒液が傷に染みて痛い
それをこらえて手当てを続ける

「にゃー?」

心配そうに見つめる蓮に大丈夫だと伝える
これくらいの痛みなんて事はない
あの人に比べたら こんな痛み…
手当てを続けていると蓮がおかしな行動を取り始めた
つい おかしくて笑ってしまった
それを見ると嬉しそうな顔をする
堪らず頭を撫でると嬉しそうに尻尾パタつかせる
…可愛い

本当に賢くて心の優しい猫だ
私もこんな人間になりたい

『手当ても終わったし夕食作りますね』

「にゃ〜」

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彼岸花(プロフ) - 智さん» そうなんですか?! 教えていただきありがとうございます 後程訂正させていただきます また 何かおかしな点があれば 教えていただけると幸いです (2018年5月22日 22時) (レス) id: be11954fe9 (このIDを非表示/違反報告)
- あの…5話で、嬉しい時に尻尾をふるのは犬で、猫は怒っている時に尻尾をふりますよ! (2018年5月22日 22時) (レス) id: f95649cda1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸花 | 作成日時:2018年2月11日 4時

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