あなたの側にいさせてください2

俺の教え ページ16

だいちぃside

俺はともたかを呼び止めた

と「なんすか」

俺は最終確認として聞いてみた

だ「お前は、まだ好きか？Aちゃんの事が」

少しの間が異様に長く感じた
やっと、ともたかが口を開いた

と「はじめさんには申し訳ないっていつも思ってました。だから、今日のゲームに勝つことが申し訳ないなって思いました。でも」

だ「でも？」

と「好きな人の事、そんな簡単には諦めたくなかったんです。彼氏がいる事、それはよくわかってます…」

だ「うん」
ともたかが泣きそう

と「でもこればかりは仕方ないっす…明日…１日過ごして…俺の恋に区切りを打ってきます。」

…は？

だ「お前…それって…」
と「好きだって思いを伝えて、あとはそのまま…」
だ「だめだ！諦めんなよ！」

俺は気づけば口を開いていた

「好きな人のこと、諦めたくなかったんだろ？じゃあ、はっきり思いを伝えろよ！」

ともたかの目から、一粒の涙が零れた

と「伝えたい…それは充分にあります…でも…諦めないといけない…」

だ「大丈夫、お前の気持ち、伝えてこい。心配はするな」

と「だいちくん…？」

だ「お前今まで諦めず走ってきただろ？」

最後は力を込めて

だ「じゃあ、Aちゃんに伝えてこい！わかったか？」

ともたか泣きすぎだ笑

と「はいぃ…。」

だ「じゃあな」

危ねえ…俺も泣きそうになったわw
俺らが一番知ってる。
畑に入って、お前がずっと頑張ってきたこと。

だから言える

「自信を持て」って。

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