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ト「失礼します…」
A「ともたかさん…」
声のした方を見ると、Aちゃんが、笑顔でこっちを見ていた。
ト「どうです？体の具合は」
A「結構楽になった」
目が覚めて本当によかった。
気が緩んで、思わずその場に座り込む。
は「失礼しまーす」
あ、はじめさん。
は「目覚めてよかった〜。もう大丈夫？」
A「うん。もう平気。心配かけてごめんね…？」
はじめさんは、ニコッと笑った後に、
は「大丈夫。辛い時は無理しないでね」
と、Aちゃんを見て答えた。
その後、売店に行ってたというようへいくん達も、病室に入って来た。
でも、Aちゃんは、どこか浮かない顔をしている。
A「今日って何日？」
急に、Aちゃんがそんな事を聞いてきた。
だいちくんは今日の日付を教えてた。
た「だいちくんのせいで、日付忘れたんじゃないですか？」
トマトクン以外「あっはっはww」
みんな笑ってたから、Aちゃんの言ったことに気づいていないのかもしれない
「あと１ヶ月」
あと１ヶ月…？どういう事？
病室に飾ってあるカレンダーは、4月のままだった。
今日は、5月２日。
これからの１ヶ月に何があるの…？
俺の心は、不安という世界にどんどん引き込まれて行った。
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作者名：もやし | 作成日時：2019年4月22日 1時
