ライアーとマスク ページ14
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轟焦凍の氷を奪って造った氷龍は、轟と爆豪に牙を向く
体を地面を叩き付けるように上下しながら、着実に距離を詰めていく
「死ねや！」
「ッくらえ……！」
下から放たれた凄まじい爆撃と炎熱で、体の一部が溶けている。
しかし、表面が少し溶けただけ。この程度では……この大きな龍は止まらない。
「ライアァ……」
突如龍の胴体に歯刃が刺さる
背後に多層氷壁を出して防御すれば、歯を指して宙に浮いた彼は言った
「邪魔、するなッ……」
その剥き出しにされた口元は歪み、目はギラついている
『ムーンフィッシュ、爆豪勝己ハ捕獲対象なんデすよ？
貴方、放置スルと殺シますから……腕は最低限残しテもらワナいと』
「うるさい……」
そう言って再び彼らへの攻撃を始めた彼に呆れつつ、氷龍を少しづつ小さくする
足止め程度にアチラの足元を凍らせてから再び地面に降り立った
『でハ、戦闘不能にナルまでサポートしマスので……お早メに』
「……」
無言は肯定と見て、向こうに小規模かつ有効な妨害を繰り返す
歯刃を避けた位置には私の氷。それを溶かせばまた次の刃が飛んでくる。
倒れるのも時間の問題だ
「クソ敵が！」
威勢の良い声と爆破音の方向に氷を出した
だが……すぐさま爆破によって破壊され、少しづつコチラとの距離を詰めてくる
ムーンフィッシュは轟焦凍の方に集中しており、爆豪勝己には気づかない
『ソンな攻撃……当たりまセンよ』
彼の腹部を狙って氷を出現させる。
さて、倒れたらまずは拘束具を着けてこの場を離脱しなければ
「
急に明るくなる視界に目を強く瞑った時にはもう遅い
迫る人間の気配と肌で感じる熱……不味い、顔面狙いか
BOMB！
『危ないな……！？』
体を動かして顔面に当たる寸前で何とか逃れ、距離を取る
『紐、切れたか』
……口元に当たる風と聞きなれた自分の声
加えて、足元に落ちる黒い面
.
「氷野郎テメェ……どういう事だ」
.
そして、低く……かつ絞り出すような勝己の声で全てを悟る
もう誤魔化しは効かないという事実を。
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ぱぁ - 最高です!作者様才能の塊過ぎ…！ (2020年9月3日 16時) (
レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
満月(プロフ) - 最高でした...ご完結おめでとうございます (2019年3月23日 20時) (レス) id: f40b4f8e5c (このIDを非表示/違反報告)
猫田。(プロフ) - 蜜さん» リクエストありがとうございます！ (2019年3月18日 0時) (レス) id: 886ecd06bb (このIDを非表示/違反報告)
蜜(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！リクエストですが、完結後の爆豪を見てみたいです！ (2019年3月18日 0時) (レス) id: 67d1cef2b8 (このIDを非表示/違反報告)
藍鴉 - ヒーロー側についてほしいな〜。そんで、ラストは最初みたく普通に店開いて、雄英の絡んでない人たち(B組とか)に店に来店してほしい。 (2019年1月2日 19時) (レス) id: 7dd24527b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2018年8月25日 0時
