1章 現実は小説より奇なり ページ5
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『消えた...』
消えた私の遺体があった場所には、血痕一つ残ってない
残ったのはポカンと口を開けてその場を見る私と、真剣に何かを考え込む彼だけ
「あれは、異能だったのか」
...異能って、何
遺体が消えるのは此処では普通に起こることなの
でも驚いていた様だし...?
うん、全くもって分からない
ふよふよと宙を浮きながら、私は考える
でも、さっき考えて分からないのなら今も分からないに決まってる
異能とは何なのか、そもそも今の私はどういった存在なのか
『なんなんだろーなぁー』
私が見えないらしい彼の周りを、飛んで走って回っても分からない
一方彼は何かを考えて、懐から携帯電話を取り出して釦を押した
って、携帯電話持ってるじゃん。敦さんが可哀想だよ
「あ、もしもし国木田くん?ちょっと変わってほしいんだけど」
「"なんだこの糞太宰!!今日もお前に対する苦情が何件も……"」
だ、誰と電話してるんだろ
こっちにも聞こえるくらい大きな怒声が聞こえるんだけど
『……ボロクソ言われてる』
唐変木とか、包帯無駄使い装置だとか。このヒト禄でもないんだね
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めろんぱん(プロフ) - よしなさん» ありがとうございます! (2019年1月2日 23時) (レス) id: 0025d5f8f2 (このIDを非表示/違反報告)
よしな - とっても面白いですね!正月時で忙しいとは思いますが更新頑張って下さい!とても楽しみにしております! (2019年1月1日 20時) (レス) id: 383b340c0d (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - Rei@すいオレ,さん» ありがとうございます! (2018年12月31日 22時) (レス) id: 0025d5f8f2 (このIDを非表示/違反報告)
Rei@すいオレ,(プロフ) - 更新頑張って下さい!! (2018年12月31日 18時) (レス) id: f1f3cb152e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 家から出たくない主義さん» ありがとうございます!頑張ります|ω´) (2018年12月30日 18時) (レス) id: 0025d5f8f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2018年12月28日 17時