8章 対面 ページ38
《side中也》
「何で首領の依頼受けたんだよ」
あの豪華な部屋を出て暫く歩いて、俺は尋ねた
『何故って……頼まれたからですよ』
頼まれたからでやる訳無いだろ……
じっとりと視線を送ると、困った様に夢城は首を傾げる
「例え精神操作系の異能力者だとしても、普通はマフィアの依頼なんて聞かねぇんだよ」
「……手前は一体何なんだ？」
白の人間なのか、黒の人間なのか
それとも──────
『只の"睡眠専門店の店長"ですよ？』
「……そーかよ」と返事をしてからは俺は何も云わなかった
革靴の足音が、コツコツと廊下に響く
『……例えば私が悪夢を見せる依頼を受けて、被害を受けた人間がいたとします』
ポツリ、夢城が呟いた
『私はそれでも何も感じません。別にそれでキッチリ報酬が得られればいいんです』
『悪夢を見た人間は、皆他人ですから』
『あ、でも流石に友人や肉親はやんないですよ』と夢城はクスクス笑いながら付け加えた
……此奴が完全な白にも黒にも見えない理由が、少し解った気がした
「……そういえば、お前少し砕けた話し方になったな？」
『え？嘘……？(そういえば敬語が崩れてきてる……！)』
「別に堅苦しい敬語使わなくて良いからな？つーか使うな」
『分かりまし……分かった』
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錐 - みたらし団子をお手洗い団子と読んでしまった・・・ｗｗ (2018年3月28日 14時) (
レス) id: 42d712d7a6 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - めろんぱんさん» なるほど。 (2018年3月21日 0時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 硝子玉。さん» ご意見ありがとうございます！たしかに夢は浅い眠りの時ですが、夢主の異能で眠らせると"深い眠りかつ夢を見る"という設定ですので、異能力だからだと思って頂けるとありがたいです…… (2018年3月19日 17時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - 夢を見るのは浅い眠りの時ですよ。 (2018年3月19日 16時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - りんずさん» ありがとうございます！ (2018年3月18日 21時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2018年3月12日 19時
