【ハイキュー】隠れ鬼ごっこ、命令あり。【微ホラー】

鬼ごっこ35 ページ42

．


階段を駆け下りる。



「はぁっ…はぁっ…岩泉さん！！」


岩「…」


聞こえていないのかな。


ずっとそっぽ向いたまま早足で歩いてる。



「っ〜…岩泉さん！！」


岩「…」ピタッ



目の前で静かに止まった。

話していいってことだよね。


「はぁ…はぁ…。

あのっ」


岩「…もう」


「え？」


岩「もう、我慢できねぇ」



顔を赤らめて岩泉さんがこっちに来る。



ギュッ…


「へっ…」


岩「おまえのっ…Aの口から他の男の名前が出るの聞きたくねぇっ…！」


またあの安心する匂い。

心が落ち着いていくのが分かる。



岩「さっきは言えなかったから今言う。


俺はおまえが…Aが好きだ。

出会った時からずっと」


抱きしめられたままそう伝えられる。

微かに震えている…？


「い、岩泉さん…//」


岩「及川が好きなのは分かった。そのうえこんなこと言っちまってすまねえ。

けど知っておいて欲しかったんだ」


「っ…ぅ…」


岩泉さんの真っ直ぐな瞳から目が離せない。


何故か分からないけど頭痛までする。


「なに…これ…」

ガンガンと響く痛み。

頭が割れそうっ…



「ぁ…う…」


岩「お、おい大丈夫か？」


「っ…」


痛すぎて声も出せないくらいだ


岩「…大丈夫だ、ゆっくりでいい」


「っ…！！」


スゥ…


突如消えた痛み。


そして早まる心臓



「…ありがとうございました、おかげさまでもう大丈夫です」


岩「おう、よかった！」ニッ


「っ…///」


急に早まる鼓動に私はまだ理解出来ないでいたーー









．




あら、これは岩ちゃん落ちか…！？

今まで休んでいてすみませんでした！


また頑張りますのでよろしくお願いします！

鬼ごっこ36→←国ネコのつぶやき

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す