黒川家の家族のありがた (ページ27)

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イ「…」

『？イザナくん？』

イ「何かあったか？」

『え！なんで！？』

イ「いつも以上によく喋るから」

『ひっどいなぁ〜(¯∇¯;)ｱﾊﾊ』

いつもよく喋るが、今日はいつも以上に良く喋る
それはAが元気無いときの昔からの悪癖だ。

イ「で、どうした？」

『…本当に何でもないよ、ただ…』

イ「…」

『録画しようと思ってたテレビが撮れてなくてショックなだけ！！(´＞∀＜｀)ゝ』

イ「…」

『？イザナくん？』

イ「気にした俺がバカだったわ。」

『え、なにそれΣ(・・；)』

テレビかよ…心配して損した
でも、何か腑に落ちねぇ…

イ「まぁ、何かあったら連絡しろよ。なるべく出るようにすっから…」

『(⸝⸝⩌‪ ̫⩌⸝⸝)ﾝﾌﾌ…』

イ「なんだよ(⩌ ⩌)」

『ううん、何でもなーい笑ありがとうイザナくん。』

イ「別に…」

『あっ、そろそろ寝る時間大丈夫！？明日も早いんでしょ！ただでさえ寝起き悪いんだから早く寝ないとダメだよー！！』

イ「わかってる」

『…じゃあ、おやすみ！明日も頑張ってねჱ̒˶ｰ̀֊ｰ́ )』

イ「おー」

“寝起きが悪い”…ネ、わざとだって言ったらアイツはどう思うんだろうか。
確かに俺は朝は苦手だが、Aが居ない時のがしっかり起きるし、遅刻もしねぇ。
不思議と昔からAがいるといつもの何倍も熟睡できた

イ「ホント、昔から心底不思議な奴だよな…」

Aはいつも敵対してる俺が唯一、心の底から安心できる場所…安寧の地だった

次の日。

鶴「イザナ“例の件”なんだが」

イ「あぁ」

鶴「見事、黒だったぜ。虐待はもちろん、衣類品とかの必要なもんは与えられていない、それに金銭の横領etc…まぁ色んな証拠が出てくる出てくる」

だろーな、施設のガキを見たら一目瞭然だが…
金銭面のことは知らなかった

イ「…」

鶴「どーするよ」

イ「無論、潰す。俺らの“国”を荒らす奴は容赦しねぇよ」

鶴「だな…((ﾆﾔ」

in施設…

理事長『何回言わせれば分かるんだ！』

子「ごめんなさい！ごめんなさい！もうしません！ごめんなさい！ｳｩｯ…」

理事長『この糞ガキ！』

ﾊﾟｼｯ((振り上げられた手を止める

理事長『！？誰だｯ』

鶴｢なに、してんだ。((ｷﾞﾛｯ」

理事長『ﾋﾞｸｯ…あれ、お二人ともまだこちらへ来られる時間はまだのハズですが…』

イ「うるせぇよ。」