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鶴「おはようイザナ!」

イ「あぁ」

鶴「今日の出張内容は他の養護施設の視察と経営方針…か」

イ「…」

鶴「ここの理事長、結構いい性格してるっつー噂らしいな。この業界では別の意味で有名人らしい」


イ「いい性格…ネ。」

鶴「そこんとこも気をつけて見ねーとダナ」

イ「…」

鶴「( ˶´֊`˶)フッ」

イ「?なんだよ」

鶴「何か今日、機嫌いいな。朝は必ず機嫌悪ぃのに」

イ「…(⩌ ⩌)」

鶴「Aちゃん関係か?」

イ「…まぁな」





一週間の出張か…長ぇ…
A、今頃何やってんだろーな



in出張先


理事長『遠いところご足労頂き誠にありがとうございます。』


鶴「初めまして、tenzikuの理事長補佐をしてます。鶴蝶です、でコチラが理事長の黒川イザナです」

イ「黒川イザナです、今日はよろしくお願いします。」

理事長『噂はかねがね聞いておりますよ〜‪(^_^)』

鶴「噂…ですか」






何かコイツの笑み気に食わねぇな、何処か俺たちを見下してる…そんな笑み。
まぁ、設立して間もねぇから仕方ないだろーが
けど、コイツは何か…





理事長『それでは施設の案内させて頂きますね』

鶴「どーも」







施設自体はキレイ…というか高級品ばっかだな
中は静か、いや静かすぎる…
子供の声が聞こえねぇ


ドンッ((何かにぶつかる


イ「!?」

子「っ、あ…」

イ「大丈夫か?」






子供の目線に合わせ屈むと、何処か震えてるように見えた
唇をグッと噛み、怯えてる…




子「ごめんなさい。」

イ「…気にすんな、怪我…してねぇか?」

子「は、はい」

イ「ん、ならいい」

理事長『君、廊下は走るなって前にも注意しただろ?』

子「っ、理事長先生…」

理事長『施設の部品に傷がついたらどーするんだ?』

子「ご、ごめんなさい…ごめんなさいッ」

理事長『もういい、部屋に戻ってなさい』

子「はい。」





それから俺らは理事長室に案内され、養護施設の視察、経営方針を聞き、今日の業務内容を終了間近になった



理事長『と、まぁ 私たちの経営方針はこんな感じです。』

イ「…」

理事長『?黒川さん?』

鶴「イザナ。」






ここまで、説明をされたが全てが己の至福を肥やす為の金の話…ガキのことは見向きもしねぇで、ひたすら利益だけ…




こんなゴミ、話す余地もねぇ





イ「分かりました…今日はありがとうごさいました。では失礼します。行くぞ鶴蝶」


鶴「あ、あぁ…」

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作者名:名無し81060号 | 作成日時:2020年8月26日 15時

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