25 ページ25
鶴「おはようイザナ!」
イ「あぁ」
鶴「今日の出張内容は他の養護施設の視察と経営方針…か」
イ「…」
鶴「ここの理事長、結構いい性格してるっつー噂らしいな。この業界では別の意味で有名人らしい」
イ「いい性格…ネ。」
鶴「そこんとこも気をつけて見ねーとダナ」
イ「…」
鶴「( ˶´֊`˶)フッ」
イ「?なんだよ」
鶴「何か今日、機嫌いいな。朝は必ず機嫌悪ぃのに」
イ「…(⩌ ⩌)」
鶴「Aちゃん関係か?」
イ「…まぁな」
一週間の出張か…長ぇ…
A、今頃何やってんだろーな
in出張先
理事長『遠いところご足労頂き誠にありがとうございます。』
鶴「初めまして、tenzikuの理事長補佐をしてます。鶴蝶です、でコチラが理事長の黒川イザナです」
イ「黒川イザナです、今日はよろしくお願いします。」
理事長『噂はかねがね聞いておりますよ〜(^_^)』
鶴「噂…ですか」
何かコイツの笑み気に食わねぇな、何処か俺たちを見下してる…そんな笑み。
まぁ、設立して間もねぇから仕方ないだろーが
けど、コイツは何か…
理事長『それでは施設の案内させて頂きますね』
鶴「どーも」
施設自体はキレイ…というか高級品ばっかだな
中は静か、いや静かすぎる…
子供の声が聞こえねぇ
ドンッ((何かにぶつかる
イ「!?」
子「っ、あ…」
イ「大丈夫か?」
子供の目線に合わせ屈むと、何処か震えてるように見えた
唇をグッと噛み、怯えてる…
子「ごめんなさい。」
イ「…気にすんな、怪我…してねぇか?」
子「は、はい」
イ「ん、ならいい」
理事長『君、廊下は走るなって前にも注意しただろ?』
子「っ、理事長先生…」
理事長『施設の部品に傷がついたらどーするんだ?』
子「ご、ごめんなさい…ごめんなさいッ」
理事長『もういい、部屋に戻ってなさい』
子「はい。」
それから俺らは理事長室に案内され、養護施設の視察、経営方針を聞き、今日の業務内容を終了間近になった
理事長『と、まぁ 私たちの経営方針はこんな感じです。』
イ「…」
理事長『?黒川さん?』
鶴「イザナ。」
ここまで、説明をされたが全てが己の至福を肥やす為の金の話…ガキのことは見向きもしねぇで、ひたすら利益だけ…
こんなゴミ、話す余地もねぇ
イ「分かりました…今日はありがとうごさいました。では失礼します。行くぞ鶴蝶」
鶴「あ、あぁ…」
19人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:名無し81060号 | 作成日時:2020年8月26日 15時