黒猫は自由気ままに (ページ3)

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課題を無事に終わらせ、

人間とあの獣。関わりたくないけど、お腹空いてるかなぁ……

サムさんの所で材料買ってこよ

メモ帳に材料を書き記し、気づかれないようにそうっとドアを開けた。

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寮に帰ると、人間と獣の姿が見当たらなかった。

おそらく寮内探検でもしているんだろう。

キッチンに行き、材料を手順通りに切り、少し味は薄めにした。

濃い味が苦手な人もいるからね

これでチーズリゾットの完成、だ。

その時、急に足音がした。

ｸﾞﾘﾑ「ふなっ!すっごくいいにおいがするんだぞ!」

ﾕｳ「も～グリム待ってよ～って、あ!!」

人間とバッチリ目があった。

私は誰かと話さない主義なんだけど、この人間は平気な気がする。

仕方ない、話すか。

A『……………食べる?』

そう言うと、人間は目をキラキラさせた。

ﾕｳ「いいんですか!?」

ｸﾞﾘﾑ「オレ様も食べたいんだぞ!早くよこせ!!」

獣が足元を駆け回って急かすから、ホコリをはらったきれいなテーブルにお皿とスプーンを素早く置いた。

ｸﾞﾘﾑ「いっただっきまーす!!はぐはぐ」

スプーンを使わずに、お皿に食いついた。

ﾕｳ「ずるいよグリム!!私も食べるー!!」

お皿とスプーンを持って、グリムの隣に座った。

ﾕｳ「いただきまーす!」

二人(一人と一匹)はとても嬉しそうだ。

私も食べるかな。

私は獣と人間の正面に座った。

一口食べて、実感した。

今日はよくできた。