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第385話 ページ3

「(あーやっちゃったなぁ……怒られるかなぁ←)」


そんな呑気な事を考えているとラケットを持った越前が横に立っていた



「あら、ありがとリョーマ」


越前「……どーせ止めたってやるんでしょ?」


「理解力が高くて助かるね」


越前「暴れてきなよ」


「なぁに?10分で倒してこいってこと?」


越前「もち」



ゆずはラケットを受け取ると、コートへと戻ろうとする



しかし、1度竜崎のストップが入る



竜崎「ばかたれ!女の子が体に傷なんて作るもんじゃないよ!」


「だってぇー!」


竜崎「ったく、大石救急箱持ってきな」


大石「は、はい!」


竜崎「いつかのリョーマみたいだねホント」


「えへへ」


越前「……そんなんありましたっけ?」





越前は竜崎の言葉にすっとぼけた態度で目線を逸らした


そして救急箱を持ってきた大石からそれを受け取ると、竜崎は手際よくゆずの腕に巻いていく



竜崎「とりあえずの応急措置だけど、思ったより傷は深く血は止まっていない……無理だと思ったら止めるからね」


「はーい!ありがとうございます竜崎先生……絶対勝ちます」


手塚「ゆず……」


「部長?」


手塚「全くお前は……油断せずに行ってこい」


「っはい!!」



青学メンバーは心配ではあるものの、ここで止まるはずが無いと理解しているためゆずを見送った

しかし一方で、対戦相手の氷帝はゆずの怪我に少なからず動揺していた




跡部「忍足……」


忍足「分かっとる、、あいつら何してきよるか分からへんからなぁ……それにあの怪我残ったら女の子はあかんやろ……さっさと終わらすでぇ」




.






.



「はっ!!」



ゆずはやはり腕の傷が響くのか先程より弱い打球になっていた


しかし、そう思ったのも束の間ゆずの技が繰り出される



「"サンダーボルト"」


忍足「っ前より威力が増しとる……!ほんまおもろい!」


不二「だめだ!スマッシュは!」


忍足「ひぐま落……!?」


「まだまだ、ですね??」


忍足「今までのは本気やなかったんかいな……ほんま恐ろしいで青学のルーキーは……」




ゆずは忍足のラケットを弾き飛びしたのだった

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作者名:向日葵 | 作成日時:2024年2月22日 23時

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