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第384話 ページ2

「はっ!!!」


跡部「(ゆずよ、お前のその自然を読み取り相手の心理状態まで見えてしまうほど研ぎ澄まされし洞察力は認めてやろう……)


だが相手が悪かったな……残念ながらウチ(氷帝)の天才プレーヤーは……"心を閉ざすことが出来る"」


忍足「F&D」


「!?」


審判「ゲーム忍足3-4!」


向日「あははっ完璧じゃん侑士、今のF&D!」



ボールがゆずのコートへと転がる

そして鳴り止まない氷帝コール




不二「彼、上手いね」


手塚「完全に流れを止められたな……随分とポーカーフェイスな奴だ」


不二「……」


「(部長もね……)」




何言ってるんだこの人、みたいな目をしながらゆずはコートチェンジをする


その横で同じくそんな目をしている不二にも手塚は気付かない


次に忍足のサーブから始まる




「!逆……いや!!」


審判「15-0!」


「くっ!!上手い!」


忍足「F・A・S」


氷帝「忍足先輩のF・A・Sは構える暇さえも与えない!!」


越前「……」




その後も忍足の攻撃は止まらない





忍足「S・S・A・S」


氷帝「「出たぁー!今度はS・S・A・S!!」」


乾「千の技を持つ天才……忍足侑士」


「千の技……少しは私に分けてください、なっ!!!」


忍足「堪忍やで嬢ちゃん」




しかし、ここでハプニングが起きた



忍足の打ったボールを無理に追いかけたゆずはバランスを崩し勢いよく前のめりに倒れてしまった





越前「ゆずっ!!!」


審判「ゲーム忍足5-4……だ、大丈夫かい!?」


「っー!大丈夫です……」



ゆずは右腕を転んだ際に思わず前に出してしまい、傷ができそこから血がダラダラと流れていた

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作者名:向日葵 | 作成日時:2024年2月22日 23時

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