青学の柱は2人のスーパールーキーだったpart8【テニスの王子様】

第309話 ページ18

越前「疾きこと風の如くーーってね」






壇の疑問にゆずが答える






「リョーマはね、1本足のスプリットステップで素早く前に出て、自分から後ろに跳んで威力を吸収し、その瞬間に無我の境地を出して風林火山に風林火山をぶつけたのよ」


壇「ほぇ〜！！さすが越前くんです！！」






真田も越前の行動に圧巻した





越前「ねぇ…風林火山の残り2つ早く出してくんない？」





青学の声援が息を吹き返したように盛り上がる





不二「己の中に敵がいたとは真田も考えなかっただろうね」


桃城「ったく越前のやつ…」


大石「(手塚…お前の見込んだ男はあんなチビのくせに…………







いつの間にか青学を支えていたよ)」







審判「ゲーム越前2-5！！」







越前の快進撃は止まらなかった



しかし越前はヒシヒシと感じ取っていた




一瞬でも攻撃の手を休めたら







.







一気に試合を決められてしまうであろう事に…







越前はドライブBなど様々な技を打ち出し真田を圧倒していく





越前の粘りを感じつつも過信はせず己の勝利だけを信じる真田




しかし、その打球を打ち返していくうちに徐々に感じる打球の重み






真田「(何だ…打球のスピードが増してきている…！？)」







越前と対戦したものなら気づくかもしれない







日吉「チビ助を甘く見てたら痛い目見るぜ…なんせこれが奴のベストなテンションなんだからよ」






審判「ゲーム越前3-5！」


真田「(試合の後半から打球のスピードが上がるなんて世界のトッププロの芸当だ…何なんだこの1年は…明らかに他の奴らとは違う何かが…)」






真田の五感もまた感じ取っていた




この1年は今摘んでおかなければならないと







だから見えた一瞬越前の姿を見た瞬間映ったものを








越前の快進撃も凄いが、やはり多くの修羅場をくぐり抜けていた真田もまた負けてはいなかった





越前「負けてたまるか…！！」






ゆずも越前の進化に驚き、気づき、そして喜んだ





「(リョーマは強い…さらに進化している、"あの試合"からリョーマの本質が変わりつつあったのね……私も負けてられない！)」







ゆずはあの高架下のテニスコートでの試合を思い出していた





そしてまた越前も同様その時の試合をフラッシュバックしていた





越前「っ打ってやるさ！！！」

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