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*34-3. ページ42



「…うん……鉄君の言う通り、3人にはちゃんと、現在進行形で言うようにする……」
『ちゃんと、俺らに言えるか?』
「信君…。慣れない、だろうけど……頑張る………」
『言質取ったからな。絶対ェに言うんだぞA!!』
「ひぇ、衛輔……言う、言うから………」
『それで?倒れた日は頭が痛かったと。起きた時から痛かったのか?』
「鉄君ホント鋭いですね……。私が朝弱いのは知ってるよね?」
『存じ上げております』
『ああ。初めて聞いた時は早起き得意そうなのにと思って意外だったよ』
『めっちゃ朝弱ぇよなA』
「そのめっちゃ朝弱い私が、頭の痛みが原因で起床時間より1時間半も早く目が覚めてですね……」
『……俺ブチギレそう、誰か諌めてくんね?』
「衛輔さん!?」
『いや気持ちは分かるぞ夜っ久ん。俺もキレそう。』
「鉄君まで!?」
『まぁまぁ落ち着け、2人とも。そりゃあ朝に弱いAが目覚ましアラームや誰かに起こしてもらわずとも目が覚めて、しかもそれが頭の痛みが原因だったともなれば、頭に来てしまうよな。落ち着こうな、俺もだから。』
「ねぇ待って信君まで怒らせてしまってるの本当にごめんって、皆怒らないで、本当にごめんって」
『っとに言えよ……。俺もう既にギリギリなんだけど』
『夜久、俺も』
『黒尾、夜久、安心しろ。俺もだ』
「待って、もしかして次会った時しばかれる?」
『今後Aが話す内容によっては冗談抜きでしばく。女子に手も足もあげねぇから、そこは安心しろA』
『夜久の言う通り女子に手も足もあげないけど、罰ゲームみたいな感じでしばこうかと思っておりますね。』
『黒尾いいなそれ。俺は賛成だ』
「3人の諌め役である信君が同意してる……これはもう完全に雪月A終了のお知らせすぎる………」
『で?頭痛で1時間半も早く目が覚めて?そこからお嬢さんはどうしたわけ?』
『俺らが頭に来てるからって隠そうとするなよ。既に救急車沙汰になってんだ、誤魔化そうとすんのはただの悪足掻きだからな』
『正直に、話してくれるよな?』

皆、冗談抜きで怒っている。
そりゃあそうだ、心配も迷惑も散々かけてしまったんだから。私が3人の立場で、3人の誰かがあの日の私と同じ行動を取っていたとしたら、今の3人と同じくらい怒るだろう。
でもそれは、心の底から心配してくれていて、支えたいと思うから。そこからくる怒りなのだと、分かっている。

*34-4.→←*34-2.


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設定タグ:ハイキュー , 音駒高校 , 夜久衛輔   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:RiN | 作成日時:2024年3月18日 5時

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