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*32-1. ページ35



「────────っわ、」

またもLINEの通知音で眠りに落ちていた意識が浮上する。さっき話したグループ通話の件だろうか、それとも別件だろうか。

「わわ、っ」

そう思いながら、ベッドサイドテーブルに置いてあったスマホを手にすると、そこから複数回通知音が鳴り、この鳴り方はグルチャの通知だ。

通知が溜まっていく前に開かなくては。
そう思って、エモい写真の壁紙を背景に映し出すスマホの通知センターを表示させた。ちなみに壁紙は、この前渋谷に遊びに行った時に宮下公園で撮った、4人とも後ろ姿を向いて夕陽に照らされながら各々自分らしくピースしている写真だ。個人的にめちゃくちゃ気に入っていて、撮った直後にその場で壁紙に設定した。

(…それに、衛輔と隣だし…。体格のバランス考えて衛輔と私が真ん中に入ってるから、皆に囲まれて守られてるような感覚になって、安心するんだよね)

そう感傷に浸っていたら、既に複数通知が溜まっているLINE特有のトーク画面が顔を見せた。やはり想定していた通りグル通の件だったらしく、既に3人が集まっていた。

黒尾鉄朗皆おつかれ
黒尾鉄朗グル通の件、
明日の21時からだと全員都合がつくんだけど、全員それでいいか?

夜久衛輔おう!大丈夫だ!
海信行もちろん。

「仕事が早いな、流石はキャプテン」

そう呟いて、トーク記入のところを軽くタップしてから自分も大丈夫である旨伝えるべくキーボード画面を打ち始める。私は利き手じゃない方の手でスマホを持って、利き手の親指で文字を打つタイプだ。

Aお疲れ様!明日21時了解!
お風呂とか夜ご飯とか早めに済ませて21時待ち構えておきます!

夜久衛輔俺もAと同じように準備しとく
海信行そうだな。俺も。
黒尾鉄朗ちなみに余談ですが、本日21時も皆さん空いてるっぽい
黒尾鉄朗まぁ流石に実現させようとは思ってませんけどね
夜久衛輔え、俺大丈夫だ
海信行俺も
黒尾鉄朗マジすか、俺も
だけどAお嬢さんは無理なのでは

Aえ、いけます
黒尾鉄朗いけるんかい!!!

*32-2.→←!変更可能な名前について!


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設定タグ:ハイキュー , 音駒高校 , 夜久衛輔   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:RiN | 作成日時:2024年3月18日 5時

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