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「その靴、転けたりしないか?大丈夫か?」
「信君、私を誰だと思っておいでです。バレエガチ勢だったAさんです。当時とってもとっても硬いトウシューズをそれはもうガンガンに履き潰しまくっていたので、これくらいでは転けませぬ。割と冗談抜きでさ、これヒールじゃないしかなり履いてるから大丈夫だよ。お気遣いありがとう!」
「そうか。それなら良かった。」
「というかずっとここで喋るのは暑ぃよ!早く涼しい場所に行って昼飯食おうぜ!」
「夜っ久んの言う通りだわ、暑ぃのでどこか入りましょう。この調子なら永遠にここで喋ってっぞ俺ら」
「そうだな。じゃあ行こうか」
「音駒男バレ2年組、記念すべき初遊び〜!!!フゥ〜〜〜!!!」
「なーんか名前つけてんな、A」
「15:45に映画のチケット取れるっぽい。俺先に取っとくから、後でチケ代俺に渡してくんね?」
「鉄君了解です、お手数おかけします」
そんなこんなで、無事集合できましたので、これからお昼ご飯を食べたいと思います。思ったより皆が私の格好を褒めてくれたから、めちゃくちゃ気分がいいです。
近くのファミレスに入って、4人テーブルの席につく。
それぞれメニューを選んでまとめて頼んで、Aが1度、ファミレス内にあるお手洗いを利用するために1度離席した。
「……マジで早く来て正解だったな。」
「そうだな。可愛いと綺麗となんかカッコイイが混ざった権化が歩いて来た時はマジでビビった。めっちゃ似合ってんだけどさ、脚めっちゃ出てね?俺困惑しちまったよ」
「夜久が珍しく語彙力なくしてるな。まぁ気持ちは分かるけど。脚の件は同意だな。美脚だけども。裾で隠れると言いつつも、逆に時たま見えるという状態が良くない。男にとってはとても良くないよな。」
「海の言う通りですよ。めっちゃ見ちゃったから褒め言葉投げたけどさァ〜!マジであんな可愛い…美人…?ッ!なんかバチイケ美人可愛子ちゃん!が1人で待ってたら、どこぞの馬の骨に声かけられるわ。」
「事実、大学生っぽい兄ちゃんがめっちゃAの事見てた。俺らがすぐ声かけなければ間違いなくその兄ちゃんが声掛けてた」
「30分前集合で良かった……暑かったけど」
「海の言う通りだよホント。俺ら、マジお疲れ様」
「「お疲れ様」」
「そろそろAが戻ってきそうだな、ドリンクバー行ってくるぜ」
席に着いていた3人は、ペットボトルに残っていた温いミネラルウォーターで乾杯し、それを一気に飲み干した。
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西 - この方角に福があるはずです
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作者名:RiN | 作成日時:2024年3月14日 2時