*17-6. ページ28
・
「本当?それなら良かった…この暑い中で長く待たせてしまったんじゃないかって思って少し焦ったよ。じゃあちょうどいいタイミングで合流したってことだね!良かった!!」
衛輔の言葉で待たせてしまったのではないかという罪悪感はいつの間にか消えていて、ちょうど合流出来たのだと思ったら酷く安心した。
「うん、そうだな。というかA、化粧していて学校の時と雰囲気全然違うから、どこの芸能人かと思ったよ」
「あ゙!抜け駆けするな海!!この黒尾さんが真っ先に褒めようとしてたのに!!ホントどこの芸能人がお忍びもせず遊びに来ているのかと思いました俺もォ゙!!」
「芸能人は言い過ぎかもだけど純粋にとても嬉しいです、ありがとうございます。てか今日のメイク盛れてません?めっちゃ上手くできたと思ってルンルンで出てきた!!」
顔面偏差値も性格偏差値も高い御三方ですから、マジで時間に余裕できたからメイクしてこようと思った1時間ほど前の自分、ありがとう。
今の私、その顔面および性格偏差値高い御三方にめっちゃ褒められてます。良かったな私よ。
「盛れてる!制服やジャージ姿とは雰囲気全然違うな!服も化粧もめっちゃ似合ってるから自信持てよA!」
「やーばい嬉しい、ありがとうございますホント」
「元の素材がとても良いからねぇAちゃんは。ていうかお嬢さん、身長も盛りました?やはり脚綺麗ですね」
いつも見下ろす高さと違ってるからさァ〜〜 なんて付け加えながら鉄君にそう言われて、うるさい、と言いながら片膝曲げて靴を見せてみる。
重みのあるその厚底の靴は、場所によって大きな音を立てるけれども、身長を盛るだけでなくスタイルもよく見せてくれるのでもっぱら重宝している。意外と歩きやすいのもポイント高い。
「10cm盛っても161cmですが盛りました!しれっと脚も褒めてくれてありがとう!凄く黒尾鉄朗を感じましたなんか!」
「思ったよりズボンの丈短ぇのな…。」
「あらぁ衛輔。まぁそうだけどね。見えるのは歩く時くらいだし、この裾で脚隠して座れるから大丈夫大丈夫。気を遣ってくれたんだよね、ありがとう!」
「お、おう。それなら良かった。」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
111人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:RiN | 作成日時:2024年3月14日 2時