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「よし!明後日から梟谷グループとの合宿だから今日は早めに休めよ!明日は体育館使えねぇから、間違って来るなよ!」
夏休みに入ってまだ数えられる程の今日。
明日、というか今日の午後から体育館の設備点検で休みとなり、その翌日から梟谷グループとの合宿に備えるために、あえていつもより早い午前中に練習を終わらせる算段となっていた。
「みんなお疲れ様。練習終わった後も水分補給しっかりね」
事前に用意していたドリンクとタオルをそれぞれメンバーに一気に渡して、片付け開始できる範囲から片付けし始める。
すると鉄君が ちょいちょい と声をかけてくれたので、まとめ終えた記録用紙をグループごとにホチキス止めしながら、すぐそこにいる鉄君の元へ向かった。
「なぁなぁ、明日休みだし今日まだ午前中だし、午後から遊びに行かね?お三方ご予定あります?」
新キャプテンとなって部員を引っ張っていた鉄君は、ドリンクを飲んで汗をタオルで拭きながら、新キャプテンの顔ではなく同い年の同級生の顔をしてそう言った。
もう何度目かも分からない『何この漫画みたいな展開は』来ました。もはやここまで来ると楽しいまである。信君と衛輔の反応を見つつも、元々誰かと遊ぶのはかなり好きなのでその誘いに気分が乗っかる。
「俺は疲れてないし予定もないからいいぞ。夜久とAはどうだ?」
「たまにはそういう遊びもいいよな。いいぜ!予定も疲れもねぇ!」
「こーの流れで『疲れてるからヤダ』なんて言える訳がないよね。むしろ今の誘いで疲れなんてなかったけどぶっ飛んだし予定もないので喜んで!」
「疲れてねぇのに疲れぶっ飛んだって矛盾してね?」
「衛輔そこはスルーして!」
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西 - この方角に福があるはずです
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作者名:RiN | 作成日時:2024年3月14日 2時