悪役の方がいいでしょ？『文ストxヒロアカ』 (ページ7)

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５＿お仕事ページ7

さて…今日は雄英に行くんだった。

今は絶賛武器の準備中。

何れを持っていこうかな〜…

一番馴染んでるのは拳銃かな…

なんて悩んだりしながら僕の部屋は僕が所有する武器でいっぱいだった。

ｺﾝｺﾝ

シグ「A、失礼するぞ。」

『はーい！どうぞ！』

何時もより少し大きな声で答えた。

ｶﾞﾁｬ

シグ「…ぉお、今回も色々ごちゃごちゃだな…」

そう、今回も。

仕事前の武器選びは何時も部屋を散らかしてしまう。

『へへ、やっぱり選べなくて、』

あはは、と苦笑すればシグマさんは僕の近くにあった拳銃をとった。

シグ「矢張り一番慣れている奴の方がいいだろう。」

『そうですよね…、でもこの新しいのも使ってみたいんですよ』

そういうと、僕は新しく入手した刀を抜いた。

『綺麗でしょう？僕の馴染みの友達に注文していたのが昨日届いたんです。』

シグ「綺麗な色だな、君によく似合っている。」

刀の色は色を付けてもらって、黒にしてある。

黒は落ち着く色で、僕の大好きな色だ。

『じゃぁ、これとその拳銃にする。』

僕は持っていた刀を鞘にしまって、二丁拳銃を太腿に巻いていたベルトに収めた。

『服装どうしようかなぁ…やっぱり黒？』

シグ「好きなものを着ればいいと思うぞ。私は行かないが…」

『ですよねー。だったらいつもので行きます！』

そう云ってダッシュでクローゼットからお気に入りの黒スーツを取ってきた。

あまり目立たないけど映える色で、デザインはシンプル。

シグ「ふ、健闘を祈る。」

そう云って僕の頭を撫でてくれた。

この人は何時もそうだ。

心配な事があると撫でてくる。

『大丈夫です！僕は負けた事ないですから。』

シグ「それもそうだな。余り異能に頼りすぎないように、」

『わかってますよ、ありがとうございます。』

ぁあ、こんな環境だけど、優しい人は少なからずいるんだ。

…ヴィランも、優しい時もある。

ヒーローだって、意地悪で、悪い時もある。

面白いよね、

ヴィランみたいな人がいいことをしても誰も注目せず、

ヒーローが少しでも批判されるようなことをすればスクープだ。

…はは、矢張り僕は悪役(ヴィラン)が大好きだ。