悪役の方がいいでしょ？『文ストxヒロアカ』 (ページ39)

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３５＿出会いページ39

ドス「荼毘さん、Aさんを殴ったことについてですが。」

荼毘「…悪かったよ。」

荼毘さんはフョードルさんの溢れ出る殺気に流石にやばいと思ったのか、謝罪を述べた

ゴ「ドスくんが来るの遅いからでしょ〜？先に言ってくれてると思ったのに。」

ドス「僕もやることがたくさんあるんですよ、…はぁ…痛々しいですね」

僕の方に歩み寄り、殴られた方の頬を少し摩り、顎の血を親指で拭ってくれた

『すみません、』

ドス「いいえ、でも貴方なら簡単に抜け出せたでしょうに。」

『ぇえ…少し質問したいことがあったので、もう少しこのままでいようかと』

悪戯っぽくにやっと笑って答えた

僕がわざと捕まったのは、連合軍達と接触するため

今は軍警の僕が本拠地にただ足を運んでは怪しまれる

ドス「…そうでしたか。無茶はしないでください。」

『はい』

そう短かく返事をしては力を抜いて手首足首の関節を外し、四肢を自由にした

ｶｷｯｺｷｯﾎﾟｷ

『フィ〜…痛かった、』

その後無事関節を元通りにしてのびーーー！っと伸びをした

ゴ「おぉお〜！私も！」

ｺｷｺｷｯﾎﾟｷｯ

ゴ「できたー！」

ゴーゴリさんも器用にニュルン(？)と椅子から立って伸びをした

Mr．「わお、最初から勝ち目はなかったようだね。」

少し遠巻きに見ていたミスターが言った

『ぇえ、僕は手加減しましたよ、ちゃんと。』

加えて幻覚を解いて無傷の僕たちが姿を現した

荼毘「…はっ、やるじゃねェか。」

死柄木「んで。質問してぇってのはなんだ。」

居心地がちょっと悪そうに僕に聞いてきた

『そこまで超深刻じゃないんですけど、個人出来な質問なんです。』

死柄木「…誰に。」

『ミスターにです。』

Mr．「俺？！」

荼毘「ヒュー」

うわずった声で自身を指差して驚いていた

『はい。何というか…、確証のない話なんですが。』

Mr．「わかった、…俺でいいなら構わないよ。別室に行くかい？」

僕の意図を読んだんだろうか、そう提案してくれた

『はい。』

ドス「ちょっと、気をつけてくださいよ」

眉を少し下げたフョードルさんが言ってきた

『何も起こりませんよ、』

安心させるように微笑んでいった

Mr．「さあ、こっちだ。」

ドアを開けていた部屋を出ると僕の前を歩いて誘導してくれた

廊下の突き当たりのドアが立派な部屋で、中も立派だった

Mr．「それで、話とは何かな」

『僕達以前あったことありませんか？』