自然天然森ガール？~賢者の石(終)~ (ページ30)

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番外編～森ガールとバレンタイン(2)～ページ30

先生方の所へ行こうとした時、ハーマイオニーに早くご飯を食べるようにと言われ、渋々席に着くA

ハー「もう、Aったらご飯を食べないつもりだったの？」

『だって、早く皆に渡したかったから…』

呆れられながらもせっせとご飯を口に運んでいく

Aは食べなくても平気だが、食べるとなればかなりの量を食べる

生徒や教師がちらほらと授業の為に大広間を出ていき始めた

Aはそれにも気付かずにご飯に夢中だ

暫くして食事を終わらせると、大広間に残っていたのはA達4人と数名の生徒、そして朝イチの授業の無い先生方だった

『あれ、セブルス先生もリーマス先生も居ない…セブルス先生は次の授業だしその時でいいかな…リーマス先生は放課後にでも行けばいいか』

取り敢えずまだ残っている先生にチョコを渡しに行く

『ミネルバ先生、いつもありがとうございます。お菓子作ったから良かったら食べて？』

ミネ「まあ、フローレス、私にですか？ありがとうございます、いただきますね」

そう言って微笑んで受け取るミネルバ先生

それから残っている先生方には順番に渡していく

皆嬉しそうに受け取るので、Aもまた嬉しそうだ

ハー「A！そろそろ行かないと魔法薬学の授業に遅れちゃうわ！」

ハッとして慌てて大広間を出て魔法薬学の教室まで急ぐ

授業中

チョコレートの入った袋は机の下の棚に置いてある

ここなら安全だろうとふんでのことだ

セブ「…何だこの匂いは」

セブルス先生は意外と鼻が利くのだろうか

いつもの薬草の匂いと違うから気づいたのか…

そこまで匂いは漏れていないのだけれど

匂いの元、Aの所までやってきた

セブ「おい、フローレス。貴様何を隠し持っている？まさか授業中にお菓子でも食べているわけではあるまいな？この教室に持ち込む時点でやる気が見られない、没収だ」

『えっ、ああ…これの事ですね。そうですね…うん、セブルス先生に没収される分にはいいかな。はい、先生、ハッピーバレンタイン』

呑気ににこりと微笑みながらチョコの入った袋を渡す

教室中がざわめく