自然天然森ガール？~賢者の石(終)~ (ページ29)

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番外編～森ガールとバレンタイン～ページ29

明日は2月14日、バレンタインデー

イギリスでは男女関係無く感謝や愛を、主にカードを贈って伝える日

これらの知識は全て本で得たのだけれど…その時他の国のバレンタインについても載っていた

東洋の日本という国では女性が男性にチョコを贈るのが一般的らしい

貰った人は3月にお返しするとか…義理チョコといって、あげなくちゃいけないからあげる、そう言ったこともしているとか

私はそれを見て張り切ってチョコレート菓子を作っていた

イギリスでもチョコレートは人気だし、きっと皆喜んでくれると思うし…

あげる人の事を一人一人考えながら、甘さを調節したり、使う材料を変えたりして作っていく

可愛いラッピングをして完成

早く渡したいなぁ

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ＮＯside

バレンタインデー

皆が何処か柔らかい雰囲気を持つ日

あちらこちらでカードのやり取りが見受けられる

そんな時、Aは１人、大量のチョコレートを持って城内を練り歩いていた

朝食の為に大広間へと入る

『あ、ハリー、ロン、ハーマイオニー！いつもありがとう、これ良かったら食べて？』

３人分のチョコを取り出し手渡すと、その3人はきょとんとしてAを見上げる

ハー「A、これは？カードじゃないわよね…お菓子？」

『うん、東洋では女性から男性へチョコレートを贈る文化のある国があるんだって。それに倣って今年はチョコレート菓子を作ってみたの』

ロン「君の作るお菓子って美味しいし最高だよ！」

ハリ「ありがとう、A」

Aはまだ席に着くことは無くグリフィンドールの席を廻った

ジョ「姫、その大荷物はなんだい？」

フレ「何だか甘い匂いがするな」

『ああ、二人とも。いつもありがとう、これ良かったら食べて？お菓子作ったの』

そう言って同じ様に説明してチョコを配りながら歩く

そひて他寮の生徒にもチョコを渡していく

ドラ「A、さっきから何やってるんだ？バレンタインカードでも配ってるのか？にしては荷物が多いけど…」

『ドラコ、貴方にも。感謝の気持ち、良かったら受け取って？お菓子作ったの』

ドラ「ああ、そうなのか…ありがとう。そうだ、僕からもこれ、カードを受け取ってくれ」

そう言ってドラコがAに差し出したのは綺麗な文字の書かれた上質なカード

『ふふ、ありがとう。ドラコって本当にセンス良いよね、このカードとっても素敵』