自然天然森ガール？~賢者の石(終)~ (ページ21)

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番外編～薬学教授の誕生日(前日)～ページ21

1月8日

私は以前仕入れた情報を元に計画を練っていた

というのも、明日はセブルス先生の誕生日なのだ

『皆もセブルス先生の誕生日一緒にお祝いしない？』

ロン「僕らが祝ってもスネイプは喜ばないだろ」

ハリ「寧ろ嫌がられそう…」

皆に声を掛けてもこの通り断られてしまった

その為に私は1人で計画を立てて準備している

お祝いとかって自分本位じゃなくて相手の気持ちを考えてやるべきだと思うけど…セブルス先生ってこういうの嫌いだったりするかな…？

少し不安になりながらも、折角だしちゃんと祝いたいと思って準備を進める

因みにプレゼントはもう用意してある

私が育てた沢山の薬草と、黒地にシルバーの刺繍がワンポイントで施された髪紐だ

セブルス先生って髪が長めだし、薬の調合中とか邪魔そうだと思っていたから使ってくれるかなーって思って…

あとは明日の朝早くに起きてケーキを作ろうと思っている

ああ、その為に校長に調理室を使う許可を貰いに行かなきゃ

校長室にて

『アルバス校長、明日の早朝に調理室使ってもいいですか？』

アル「作るのは誕生日ケーキかの？」

『ふふ、うん、セブルス先生にあげようと思って』

アル「それならば許可しないわけにはなるまい。「開錠の呪文」は使えるかの？料理人達にはわしから言っておこう」

そんなこんなでお許しを貰って、無事に調理室が使えることになった

ああ、でも…セブルス先生ってケーキとか甘い物って好きじゃなかったりするかな…？

……心配だし本人に確認しておこう

セブルス先生の研究室にて

『セブルス先生、質問があるの。先生って甘い物好き？ケーキとか…』

セブ「突然なんだ……極端に甘いものは好んでは食べん」

怪訝な顔で見てきたけど、ちゃんと答えてくれた

『甘さ控えめの物とか…例えばチーズケーキとかは食べたりする？』

セブ「……ああ」

先生の返事を聞いてすぐにお礼を言って部屋を飛び出した

これで明日の準備は大丈夫だ

明日は早起きだし今日は早く寝よう

寝る前に明日使おうと思っている花の魔法を練習して、その日は幕を閉じた