自然天然森ガール？~賢者の石(終)~ (ページ14)

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番外編～森ガールの誕生日(3)～ページ14

二人と共に花が沢山咲いている道を歩きながら話す

『いい天気……ねぇ、フレッド、ジョージ、連れ出してくれてありがとう。今日は一段と皆の様子が変だったから気になって…いい気分転換になったわ』

フレ「姫、一応言っとくけど…皆姫のことを嫌いになったわけじゃないからな？」

『ふふ、分かってるよ。私の事嫌ってたらもっと嫌な雰囲気を纏っているはずだもの。ただ、私には言えない何かがあるだけ、でしょ？』

ジョ「でも、それも今日で終わりさ」

『え…？』

その時、1羽の梟が私の元まで飛んできて、1通の手紙を落としていった

差出人の名前もない…とりあえず封を切ると、勢い良く便箋が飛び出してきた

そこに書かれていたのは、「大広間に来て」の文字のみ

『私に手紙をくれるなんて…誰だろう…』

何処と無くハリーの字に似たその手紙を怪しむようにじいっと見つめる

ジョ「ああ、漸くか」

フレ「よし、それじゃあ行くか」

「「お手をどうぞ、姫」」

恭しく礼をしたフレッドとジョージに手を引かれながら、城までの道を歩き始めた

二人は手紙の差出人に心当たりがあるのかな…

そして二人にエスコートされながら呼び出された大広間の前に着いた

ジョージがノックをした後、二人で大きく扉を開く

入るように促されたから足を踏み入れたけど…中は真っ暗だ

私は夜目が聞く方だし気配を感じられるから人がいるのが分かるけど…

『何で真っ暗なの？皆真っ暗な中で何かしてたの…？』

フレ「流石だな、姫。皆隠れてるつもりなんだけどな」

そう言って笑いながら私の背を押すフレッドにされるがままに少し奥まで入る

その瞬間、パッと全面灯りがついた