自然天然森ガール？～不死鳥の騎士団(前編)～ (ページ23)

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23話ページ23

驚き呆然とする

ハーマイオニーとロンも同じ様に目を見開いて驚いてる様子だ

ハリ「もう放っておいてくれ！君には関係ないだろ！」

大声で追い払うかのように怒鳴られる

そんなにも、私に触れてほしくないのだろうか…私には、関係ない…関係ないのか…ハーマイオニーやロンは…？

私だけ…？

自分の中で何かが急激に冷やされていくのを感じた

血の気が引いているのか、冷静になってるのか

心にぽっかり穴が空いて冷たい風が吹き抜ける感覚

全ての思考が停止されていく

『あ…そう…うん、ごめんね、ごめんなさい、ハリー…じゃあ、私、もう寝るね。ばいばい』

世界が色を失ったかのように無機質に見える

不確かな足取りで部屋へと戻る

そしてそのまま何を考えることも無く、深い、深い、眠りについた

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ハリーside

アンブリッジの罰則によって左手に刻まれた文字をAに見られそうになって咄嗟に振り払ってしまった

挙句の果てには彼女を怒鳴りつけて…

でも、ああしないとダメだったんだ

ハー「ちょっと、ハリー！あんな言い方…！Aは貴方の事とても心配してたのよ？」

ハリ「だからこそだ。Aがこの左手を見たらどうすると思う？僕らが誰かに傷つけられたと知った時、Aはどうする？」

ロン「あー…何も考えずに突っ走るとか？」

ハリ「そうだ。この傷がアンブリッジによるものだと知ったら、Aがアンブリッジを殴りに行っても可笑しくはない、違うか？」

いつだってそうだった

Aは普段感情的になる事は殆ど無いけど、大切な人が傷つけられた時にだけは怒りをあらわにする

そして自分の身を危険に晒してでも相手を許さない

ハー「ハリー、貴方もしかして、Aが危険な事をするのが心配であんな風に言ったの？でもあんな言い方じゃ勘違いされるわ」

ハリ「…もういいだろ。君達だってAの事疑って避けてたじゃないか。何で今更Aを気にするんだ？」

ハー「そのことなんだけど…私、さっきAと少し話したわ。何で死喰い人に入ったのか聞こうと思ったところで貴方が帰ってきて…」

ハリ「僕が戻ってきたせいで聞けなくて残念だったね。それじゃあ僕はもう寝るよ」

ハー「そんな事言ってないわ！」

ハーマイオニーの声を無視して部屋に戻った

ムカムカする

Aは僕には話してくれないのにハーマイオニーには話すのか？