また、会える。 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:1,157 hit

暑くて熱い体育祭ページ8

天side

暑い。そして、熱い。この体育祭を一言で表すならただひたすらにあつい。

白「気温32℃とか。頭おかしい。」

わかる。そして、左側の温度がおかしい。
白のいる私の右側は気温と同じ温度だ。しかし、私の左側の温度が異常だ。

天「白。私の左側には、もしかしたら太陽が佇んでいるかもしれない。」
白「うーん。未来の情熱が溢れ出てるね！ドンマイ！」

そう。未来の情熱が体から溢れ出て、温度が上昇しているのだ！漫画か･･･??

天「お前離れろ。お願いだから。」
未来「･････････････････････」
白「周りの声が聞こえないくらい、集中してるね。」
天「どおしてなんだよォォお」
未来「黙れ。」
天「理不尽。」

そんなこんなで体育祭も終わりに近づいていて、
白のクラスと私達双子のクラスでの優勝争いになっていた。
生徒達はどちらが勝つか賭けをしている人もいた。

華蓮「激アツね、天。」

この子は私の小学校からの親友の華蓮だ。今年は違うクラスになってしまったけど、今まではずっと同じクラスだった。

華蓮「それで、天はどちらが勝つと思ってるの？」
天「白のクラス。」
華蓮「えっ？即答。しかも、白先輩のクラス？」
天「うん。分かりにくいけど白、すごく燃えてるよ。未来以上に。」
華蓮「よく分かるわね。さすが、兄弟。」
天「白にとって今年が最後だから。高校生活。絶対に負けないって朝言ってたし。」
華蓮「そっか。じゃあ、白先輩の勝ちかな！」

私の予想通り、優勝は白のクラスだった。私達双子のクラスは準優勝だった。
未来は悔しそうにしてたけど、白は涙目になって仲間と喜んでいた。