◆(８) ページ9
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俺の目線になるように屈み、真っ直ぐ目を見つめてくるその人。
先日蘭から聞いた�狄靴靴ね�達�瓩糧狃�。
俺や蘭の一つ下だと聞いたが、果たしてそれは本当なのか。
突然、自分の周囲に現れた彼女を警戒し話しかけたが。
「...、」
まさかそんな事を言われるとは思ってもいなかった。
「 それからいくら話に聞いてた人でも
自分が知らない人に無闇に話しかけるのはダメですよ 」
「何があるかわからないでしょ」と笑う彼女に、
俺はようやくその目から逃れることが出来た。
吸い込まれそうだった。自分の意思で目を逸らせなかった。
なんなんだ、この人は。
「ねぇお姉さん。これから時間ある？
僕、喉乾いちゃった！」
「 え 」
俺一人じゃこの人からは話を聞けない。
ポアロに連れていこう。あそこなら安室さんがいる。
少しくらい彼女の情報を聞けるかもしれない。
「 まぁ少しだけなら 」
「僕、大好きな喫茶店があるんだ！」
「 どこですか？ 」
「あっち！」
彼女は俺の手を取って歩き出す。
小学生の短い足に合わせるようにゆっくり歩く。
決して自分勝手な歩幅ではなく、けれど悟らせない程度の。
本当になんなんだ、この人。
「 ねぇコナンくん 」
名前を呼ばれて彼女を見上げる。
「 大丈夫ですよ 」
「なにが」と聞こうとして口を閉じた。
下から見える彼女の目がとても優しい気がしたから。
「 キミならちゃんと守れる 」
ハッと息が詰まる。
_____そんなんじゃ何もかも知ってるみてェな目じゃねぇかよ
「 だからね、躓いたら少し休んで...。
それからまたゆっくり歩き出せばいいんです 」
「どうやらキミは突っ走り過ぎる所があるみたいだから」
彼女はそう言って俺を見た。
「 キミの周りはキミが思うよりずぅっと強いんですよ 」
その目はやっぱり何処までも優しい色だった。
side 江戸川コナン
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さち - おもしろいです。続きが楽しみです。よろしくお願いします。 (2019年12月12日 15時) (
レス) id: e37c997eb7 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - この話凄く面白かったです！再新頑張ってくださいp(^-^)q (2019年1月15日 2時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｍ子ちゃん | 作成日時：2018年6月1日 3時
