◇(4) ページ14
・
「 君はその歳でストーカーだったんですか 」
初代怪盗キッドとの再会を果てしてから数日後の今日。
例の探偵達と関わらない日々が
こんなにも平和なのかと涙ぐんだ清々しい朝。
それは突然の訪問で見事に崩れ去る事になった。
「この前はお姉さんに逃げられちゃったからね」
「 あーうんはい、そうですね 」
彼等の中で私の行動は逃げた事になっているのか、と
少しばかりムカつく解釈の仕方に思わず溜め息が出る。
「 まぁ、此処ではアレなので上がってください 」
「うん!」
この近辺で事件・事故でも起きそうな予感を拭えないまま
しかし仕方なく家に上げることにした。
いやだって、このまま放置してても困るじゃん。
「実はAさんに紹介したい人がいるんだ〜」
まるで僕悪いことしてないよ?とでも言いそうな。
というか心の中では言ってるでしょアンタ。
私は君のその笑顔が憎たらしいよ。
「もうすぐ此処に来ると思う!」
「 せめて許可取ろう 」
「だって拒否するでしょ?」
「 え当たり前じゃ? 」
「だから必要ないかな?って」
「 わーん暴君がいるよ〜 」
今更か。今更なのか。
この子は出会う前から暴君だったのか。
知ってた。知ってはいた。
あー可愛い君のその顔がほんとなんて言うか...好き。
でもそれはそれとして。
「 人権が欲しい 」
「え、Aさんって人間だったの?」
「 ゴリラにでも見えてんですかね 」
「ううん類人猿」
「 る い じ ん え ん 」
何故?
・
863人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さち - おもしろいです。続きが楽しみです。よろしくお願いします。 (2019年12月12日 15時) (レス) id: e37c997eb7 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - この話凄く面白かったです!再新頑張ってくださいp(^-^)q (2019年1月15日 2時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:M子ちゃん | 作成日時:2018年6月1日 3時