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「人の告白現場聞いてるなんて、趣味わっりぃー」
「やっ、ちがっ……」
「じゃあ、何してたの？」
聞いてたことには聞いてたけど。
おしつけられた委員の仕事でたまたま、校舎裏の近くにいただけで聞く気がなければ
聞きたいと思ったわけでもなかった。
大きな声を出すと、風架にバレちゃうし……
「まあ、いいや。
どこの誰？」
「あーっと…、3年B組のAです」
「…へー」
聞いたのどっちだよ、って言いたいくらいつまらなそうな返事。
羨ましすぎるくらい、彫刻みたいに綺麗な顔をしてるのに
性格は、絶対リスペクトしたくない程最悪。
「風架のフリ方。言ってることは間違ってなくても、受け取り方は最低ですよ」
「あぁ？」
自分より全然大きい体に迫られて、少し怖じ気づいたけど
相手が親友だから、こんな最低なフリ方は尚更ゆるせなかった。
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作者名：祐谺 | 作成日時：2019年5月14日 16時
