卑屈4 ページ6
『あ…アレが壁ドン…』
紅くなった頬を隠しながら部屋に戻る
川西さん…どうしたのかな急に…
はｯ…死ぬ前位いい想いさせて暗殺しようと…?!
『わ,私死ぬの…?!』
キョロキョロしながら歩いてたら誰かとぶつかる
『あたた…ごめんなさい｡』
尻もちをついて鼻を抑えながら顔を覗き込めば熱が急降下する気がした
『す,すみません!すみません牛島さんお怪我ないですか?え,エース様にぶつかってしまった…川西さんといい命日だ…すみませんん』
キョトンと不思議そうに首を傾げる牛島さんが立ってる
ランニングしてきたのだろうか
とにかく命日だ…お父さんお母さんおじいちゃんありがとう大好きだったよ
｢気にすることない…お前こそ大丈夫か?尻もちついたが｣
『全然大丈夫です!!!!!申し訳ございません!むしろホントごめんなさい!!生きててごめんなさい!!!!!』
お得意の土下座をすると
｢顔を上げろ…A｣
涙を浮かべたまま顔を上げるとしゃがみ込んだ牛島さんと顔が近くなる
さっきから……こればっかだ
牛島さんがじわじわと歪み出す
『わ,わた…私…迷惑しかかけてないじゃないですか…!監督の孫だからってだけのマネージャーやれてるだけなんですよね…!ホントごめんなさいｯ』
心のダムが決壊した様にブワッと涙ともに本音が溢れる
男子寮の廊下でなんだけど…
｢そんな事ない…Aは監督の孫だろうが違わないが関係無いだろう?｣
優しく頭を撫でてくれる大きく強い手で…
この手で…どんなブロックもぶち破ってるんだなんて…信じられない
優しい手付きに更に涙が溢れた
そして落ち着いたら部屋まで送ってもらった
『ありがとうございました｡牛島さん…ご迷惑をおかけしてしまい…その…ホント幸せ過ぎて今日は命日ですね』
思わず頬が緩んだ
｢ああ,気にするな……命日では…ない…が｣
こころなしか顔が紅い気がする
『…けどケアはしてくださいね?』
マネージャーっぽい事を言えば牛島さんはいつものバレーを楽しんでる時の笑顔で頭を撫でてくれた
部屋に戻ってベットに顔を埋める
まだ,顔が熱い…
色々あったなぁ
ここで普通の愛されギャグ神小説なら幼馴染から電話が掛かってくるけど
私にはそんな幼馴染居ない
小さい頃からおじいちゃんと一緒に白鳥沢を応援してたんだから…
こんなクズに応援されてもな…
とか思いながらゆっくりお風呂に入って課題をチョットやって
寝てしまった
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愛葉 - やっちゃんと同類…(笑) (2021年3月14日 18時) (
レス) id: 10671ccfc3 (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 是非！後編行ってください!! 終わって欲しくないです！ (2017年9月18日 11時) (レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちん(プロフ) - めっちゃキュンキュンしました！！最高です！！ (2017年9月17日 21時) (レス) id: 571e451e84 (このIDを非表示/違反報告)
タンスにゴンゴン(プロフ) - AntiAFKさん» ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞすみません載ってたつもりでいました…すみません載せ方がいまいち分からなくて (2017年9月17日 19時) (レス) id: f833d0764b (このIDを非表示/違反報告)
AntiAFK - ページ44のイラストが無いのですが、仕様でしょうか (2017年9月17日 19時) (レス) id: 96085011cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タンスにゴンゴン | 作成日時：2017年8月17日 13時
