60話 ページ10
そう素直に思えたらどれほど楽なんだろう。
三日月｢それに個性でもある。人であろうが刀であろうがそれぞれ違うものだ。｣
｢…そうですね。でも刀はどれだけ違ってもいいかもしれませんが、人は周りと大きく違うことを忌み嫌うものですから。｣
声が、詰まる。
三日月｢そうなのか？…そなたの目が見てみたいな。｣
バっと三日月宗近様を見る。
｢嫌、ですね。｣
あぁ、この方は確実に私の嫌がることを探している。
三日月｢別にいいであろう？ここには俺とそなたしか居ないんだ。｣
私の目の方へ手が伸ばされる。
｢嫌っ…！｣
パシン…と音が鳴る。
周りが静かだっただけにやけにその音は大きく聞こえた。
｢…ぁ…ごめ…なさいっ｣
誰かを拒絶するのは初めてでパニックになる。次第に呼吸も荒くなっていく。
｢ごめっ…ﾊｯ…ﾊｰ…ごめ、なさ…ﾋｭ…｣
三日月宗近様の手を見るが赤くなってはいないことに少し安心するが暴力ではある。
｢たたっ…て…ﾌｯ…めなさっ…ﾋ…ﾌｩ｣
切られるのかな。
三日月｢おい、おい！大丈夫かっ？｣
だいじょうぶ？わからない。
体が震えて手が冷たくなって痺れていく。
｢いやっ…ﾋｭｰ…き…わ…ないでっ…ｹﾞﾎｯ…ｩｱ…｣
声は聞こえてるのに、上手く理解ができない。あれ、息ってどうやってするんだっけ？
｢ﾊｯ…ﾌ…ﾋｯ…ﾋｭｰ｣
頭がボーっとしてきた時障子が音を立てて開いた。
加州｢ねぇ、主に何をしたの？｣
安定｢大丈夫？僕の声聞こえる？｣
｢き、みつ？ｩｱ…ﾌｩ…やま…ﾊｯ…やす…ま？｣
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*
どうも作者のなずなです！
過呼吸…絵とかで見るの好きなんです…。実際になるのは苦しくて嫌なんですけどね…。
ではなくて、今回の話って何となく人と刀剣男士とでは価値観が違いそうだなって思いながら書いた私にとって結構好きなお話になってて、楽しく書けたのでもしかしたら今日はもう少し更新させて頂くかも知れません！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 738人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なずな(プロフ) - だいがくいもさん» だいがくいもさんコメントありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉しいです！夢主ちゃんの周りからの扱いが不憫すぎて...(設定を考えた奴)。更新頑張らせていただきます！ (2019年4月13日 19時) (
レス) id: ba3f139607 (このIDを非表示/違反報告)
だいがくいも - 面白かったです！夢主ちゃん頑張れ！更新頑張ってください！ (2019年4月13日 9時) (レス) id: c672c5d881 (このIDを非表示/違反報告)
なずな(プロフ) - ルナさん» ルナさんコメントありがとうございます！教えてくださりありがとうございます！直ぐになおします！ (2019年4月12日 17時) (レス) id: ba3f139607 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 86話が36話になってます。 また92話が42話になってますよ。 (2019年4月12日 16時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
なずな(プロフ) - 雪音さん» 終わりのセラフは申し訳ないですが内容を知らないんです...。作品はこの作品の話数がいっぱいになった頃くらいに出そうかなと思ってます！ (2019年4月11日 9時) (レス) id: ba3f139607 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なずな | 作成日時：2019年3月24日 23時
