【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。弐

96話 ページ46

歌仙｢触れずに手入れをするか手入れ部屋を使うことはできないのかい？雅のない人間に触れるのはお断りだよ。｣

｢残念ですが私には触れずに手入れをすることができません。…手入れ部屋ですが使えない訳ではないと資料で見ましたが使われてない所を見ると資材が足りないのではないでしょうか。流石に資材が無いのであれば手入れ部屋を使う事はできないでしょう。｣

資材は任務や出陣をしなければ手に入らないと清水さんに聞いたし、それに資材もあって手入れ部屋が使えるのであれば短刀や脇差の方を手入れするだろう。

｢どうすれば手入れをさせて頂けるでしょうか。｣

歌仙｢…手入れを受けないって選択肢は無いのかい。｣

その言葉に燭台切光忠様が悲しそうに顔を歪めた。

｢仲間の心を傷つけてまで手入れをしたくないのであれば。まぁその場合私は無理矢理にでも手入れをします。｣

歌仙｢…｣ﾁﾗ

歌仙兼定様が燭台切光忠様を見る。
刀剣男士は仲間意識が強いのか仲間を出すと気持ちが揺らぐのがわかる。それだけ仲間が大事なんだろうな。…あと一歩で手入れさせてくれるかな？

｢…雅や風流は私にはわかりませんが、少なくとも服が破れていたり傷が見えたら雅では無いと思いますよ。｣

歌仙兼定様は文系名刀。風流を愛する刀。と資料で読んだ。

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