【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。 (ページ9)

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9話ページ9

部屋に着いて座布団に体を倒し寝ようとするが中々寝れない。

｢しょうがないか…冬弥が来るまで寝てたし｣

起き上がり1着しかない私の服を着る。

デニムにハイネックの服。制服やジャージで外に出るとお父さんやお母さんに迷惑がかかると買ってもらった服。

服なんて基本買ってもらえないから本当に嬉しくて嬉しくて大切に使っているけどボロボロになってきてしまった。

｢とりあえずお姉ちゃんの宿題をドアの前において、お皿は…今度でいいや｣

着替えたらそのまま外に行こうかと思ったけど、何となく脇差が気になり脇差に布を巻いて鞄に入れて外へ出た。

どの季節でも夜は静かで寒かった。それは今も同じでとても寒い。

……夢で見たあそこは何処なのだろうか引越しなんてしたことないからこの街なのは確かなんだけど。

何となくあの場所が何処なのか気になって、気になりだしたら止まらなくなってしまった。

｢あそこに行けばあの人と会えると思うのに。｣ﾎﾞｿ

夢で見た顔も名前も思い出せないあの人。夜なんかより暖かかったけど夜がピッタリだったななんて思いながら歩く。

？？｢すみません、笹倉 A様でございますか？｣

｢！…どちら様でしょうか？｣

突然後ろから声をかけられてバッと後ろを振り向く

清水｢驚かせてしまい申し訳ございません。私、時の政府の清水と申します。｣

時の政府？…なんか引っかかる。

清水｢この度笹倉様に審神者になって頂けるかを聞きにこさせて頂きたくまいりました。｣