【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。 (ページ46)

今日:27 hit、昨日:52 hit、合計:577,484 hit

46話ページ46

安定｢手入れ以外に何かしようとしたら刺すからね。｣

そう言い大和守安定様は私のお腹に切っ先を当てる。

｢はい。構いませんよ。じゃあ少し失礼しますね。｣

大和守安定様を刀を怪我してない左手で握るとまぁ当たり前の如く手からは血が垂れる訳で、その事は気にせず霊力を送り手入れを済ます。

手入れが終わった事を確認したら右手を床につき霊力を送って部屋を綺麗にした。

…皆なんか私の左手を見て唖然としてるけどそんなの知らない。

｢では手入れは終わったので、離れに戻りますね。｣

着物を着る時に袖に入れておいた布を左手に巻き立ち上がろうとする。

｢…っ｣

グラリと目の前が回り思わずしゃがみこんでしまう。

こん｢主さまっ大丈夫ですか？！｣

1番近くに居たこんのすけが私の顔を覗き込む。

｢だいじょぶ…ただの貧血だから。｣

もう一度ゆっくりと立ち上がる。
頭はガンガンと痛み目の前は回っていて足元はふらつく。

清光｢…っ主！｣

唖然としていた清光が我に返り私の方へ寄ってくる。

｢清光は大和守安定様といてね。せっかく2振りとも怪我ひとつない状態になったんだからゆっくり話すこともできるでしょう？｣

遠回しだけど清光には来るなと言っておく。

安定｢…大丈夫なの。｣

大和守安定様も多少は私のことを気使ってくれてる。

｢大丈夫です。…失礼しました。何かあれば離れに来てくださいね。｣

襖を開け廊下に出るとお盆にお皿を乗っけて持ってきた燭台切光忠様が見えたが私はそれどころではない。

気を抜いたら今すぐにでも倒れてしまいそうだから。

離れに戻る前に壁や柱に何度も身体をぶつけたりしたが何とか戻って来れた。

…途中人影を見た気もするけどよく覚えてない。

部屋の襖を開け中に入ると少し気が抜けたのかそのまま倒れる。

あぁ、もう1歩も動けないなぁ…

｢こんな時にも笑ってられるのかぁ…｣

姿見に映る私の顔は笑っている。

こん｢＿＿＿！＿＿＿、＿＿＿＿＿＿！｣

あぁこんのすけが何か言ってるなー。聞き取れないからもうちょい大きな声でお願いしたい。

そう思いながら目を閉じるとそのまま意識もプツリと切れた。

*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*
次から清光side入ります！
キャラ崩壊多めにありますが(もう既に夢主ちゃんがキャラ崩壊沢山あって手遅れ)キャラ崩壊大丈夫な方はどうぞ！