【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。 (ページ41)

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41話ページ41

加州清光様の手入れをして傷が無くなったのを見て一安心…と思ったら加州清光様が涙を流した。

…ん？涙を流した？？

｢か、加州清光様？どうかされましたか？どこか痛いのですか？？｣

えっ待って私何かしかした？

加州｢どこも痛くない。…ねぇ、あんたは霊力が一人一人違うって知っている？｣

どこも痛くないって言葉に安心する。
…加州清光様、質問が唐突過ぎます。

｢知ってますよ。確かその人の本質や感情によって変化してると政府の方(清水さん)に聞きました。｣

加州｢そう。でね、あんたの霊力は酷く冷たくて悲しかった。｣ｺﾞｼｺﾞｼ

加州清光様は涙で濡れた目をゴシゴシと擦る。

てか私の霊力ってそんな冷たいのか。
確かに離れを綺麗にした時にどこか冷たく感じたなー。

｢えっと？加州清光様は何を仰りたいのですか？｣

いや本当になんて言いたいんだろ？
ハっもしかして私の霊力が不快だったとか？！

加州｢…何がこんなに霊力を冷たく悲しくしてるのって言いたいの。｣

｢…すみませんが、わかりません。｣

心当たりが無い訳では無い。寧ろ有りすぎると思うけど。

加州｢じゃあさ、あんたがどう生きてきたのか教えてよ。｣

"それを聞いたらわかるかもしれないから"と加州清光様は言う。

｢それは言いたくありません。｣

加州｢なんでっ…｣

｢信用できるようにはしてますが完璧に信用しきれてない方には過去を知られたくは無いです。最も、勝手にあなた方の過去を資料で見た私には言う権利はないのかもしれませんが。｣

"今後一切関わらない赤の他人であればまた別なのかも知れませんが"と付け加える。

加州｢俺を…信用してくれないの…？｣

加州清光様は悲しそうに言い放った。