【刀剣乱舞】笑顔の少女はブラック本丸に行くみたいです。 (ページ27)

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27話ページ27

ざっと大広間を見た感じ折れかけてる方や重症、重症に近い中傷の方は来ていない。

薬研藤四郎様は重症に近い中傷だけど大方自分から来るとでも言ったんだろう。

三日月｢審神者にか。悪いがこの本丸に審神者は要らぬ。今すぐ帰るのであれば命は取らないでおいてやろう。｣

帰れって、帰る場所なんて無いのにどこに帰ればいいんだか。

｢それは出来ないですね。それに私が居なくなったらあなた方は仲間の手入れも出来ない。もしかしたら刀に戻ってしまうかもしれないし、最悪本丸ごとなくなってしまうんじゃないですか？｣

痛い所を突かれたのか三日月宗近様は顔を歪める。それに殺気も強くなる。

まじで泣きそう。笑顔のままだけど。

｢だったら私を利用すればいいんじゃないですか？｣

三日月｢ほう、利用とな？｣

｢そうです。手入れや本丸全体の掃除。なんなら出陣だって行きましょう。あなた方は私に何をしてもいいです。切りつけるなり夜伽に使うなりなんでも。ただし殺すのはダメですよ仲間を思うのなら。｣

殴られたり切られるのだって…夜伽だって家にいた時もやってたから耐えられる。

三日月｢だがそなたが俺たちを傷つけ無いという保証がない。｣

｢私がもしあなた方を傷つけるような事があれば私を殺せばいいです。｣

あーこれは後でこんのすけに怒られそう。なんか凄くこんのすけからの圧力がある。

三日月｢なるほど。ならば利用するだけ利用してやろう。去れ俺たちの前に姿を見せるな｣

これで無闇に殺される可能性は少なくなったはず。

｢わかりました。では私は基本離れにいますので用があれば私かこんのすけにお伝えくださいね。｣

それだけ言い私は大広間から離れ離れに戻った。