かき氷×江戸川乱歩 ページ5
江「だぁーかぁーらぁー!僕はかき氷が食べたいの!!」
…こんにちは、皆さん。只今乱歩さんが駄々をこねています。面倒臭い((
貴「えーっと…。それは私にかき氷を作れと仰っているということでいいですかね?」
江「だからさっきからそう言ってるじゃないか!君馬鹿なの?」
…相変わらず一言余計だな、この人。まぁ、このくらいの休憩なら国木田さんにも怒られないだろう。それに乱歩さんのご命令とあれば致仕方ない。
貴「……わかりました。今すぐ作って来るので少し待ってて下さい。」
江「あーっとねぇ…」
君が作ったのを食べてあげてもいいんだけどね…という。
?と首をかしげる私と対照的にニコニコしてる乱歩さん。
江「今日はAと一緒にかき氷を作って、一緒に食べたい気分なの!」
………その笑顔は反則です。
貴「…わかりました。すぐに氷とか持ってくるので、少し待ってて下さい。」
そういって小走りに物置へと向かう。次に給湯室へ。そうしてお目当てのものを集め終わった私は、再び急いで乱歩さんのもとへ。
貴「乱歩さん、色々持ってきました!」
江「ほんと!?はやくやるよ、A!」
子供っぽくて、はいはい…と苦笑いすれば、拗ねたように頬を膨らます。
貴「ここをこうして…っと。はい、あとはこの取っ手を回すだけですよ。」
江「やったー!くーるくーるくーるくーるくーるくるっと!!」
謎のリズムと共に歌い始める乱歩さん。楽しいのか、私の分まで作ってた。
貴「乱歩さんは何味にしますか?」
江「うーん…決めた!苺味にする!」
そういって、乱歩さんは自分のかき氷に蜜(シロップ)をかけた。
江「Aは?何味にする?」
貴「じゃあ…ブルーハワイで。」
出来上がった2つのかき氷。こうやってみるとかなり綺麗だ。
江「いっただっきまあす!」
口一杯に頬張る乱歩さん。頭痛くなりますよ?と言ってもはいほうふ!(大丈夫!)と言ってくる。それでも心配でしばらく乱歩さんを眺めていると、
江「Aは食べないの?」
ときかれ、
食べます、と答えれば、じゃああげる、と。そう言ってきた。
江「はい、あーん」
突然のことに恥ずかしくなり顔を背けるも、無理矢理スプーンを口に突っ込まれてしまう。途端に、口の中に甘く、冷たい苺の味が広がる。思わず赤面すると、乱歩さんがにやにやした笑みを浮かべて聞いてくる。
江「もしかして…意識しちゃった?間接キス。」
今の私はきっと苺のかき氷より真っ赤です。
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紫杏 - ナオ▼さん>お褒めいただき、ありがとうございます…!実は私も福沢さんのやつは結構気に入ってて…(照)この作品は終わりにしてしまいましたが、今後とも紫杏をよろしくお願いします。 (2017年1月7日 15時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
ナオ▼ - めっちゃキュンキュンしました!特に福沢さんと森さんの話が大人な感じで素敵でした(*´>ω<`) (2017年1月6日 15時) (レス) id: d611bd726f (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - カナデ♪さん:本当ですか!?ありがとうございます!! 更新さぼって申し訳ありませんでした。また頑張るのでこれからもよろしくお願いします。 (2016年8月22日 0時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
カナデ♪(プロフ) - 森さんにキュンとしてしまいました…他の方にももちろんキュンとしました。とっても楽しめました! (2016年8月11日 9時) (レス) id: a56cb588ef (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - よかったら、評価や感想等々よろしくお願いします! (2016年7月22日 11時) (レス) id: 31d6c79ecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫杏 | 作成日時:2016年7月7日 23時