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その言葉にどう反応していいかわからなくてまた静寂が訪れる
でも、嫌って気持ちはないことは確かで
『･･･無言は肯定っすよ』
そう言ってブチッと切られた電話
その直後、アパートの呼び出し音が鳴って急すぎて脈が早くなる
軽く髪を梳かして遠慮がちに扉を開けるとやっぱりそこには深田がいて
『･･･Aさんだぁ』
「っ、ちょっ、」
勢いよく扉を開けられて気づいたら覆い被さるように抱き締められる
なんとか抱き留めるけど、酔ってるからかいつもより甘えたなその声は耳元に直接響いてくすぐったい
「･･･って、酒くさ」
『ほんま？自分ではわかんないすわ(笑)』
「てか、はなれてよ」
『えぇ〜･･･、もうすこしだけ』
本当は酔うとこんな感じになるのか、って思いながらいつもと違う距離感に戸惑いを覚える
次第に私の体温が高くなっているのは気のせいってことにしたい
「せ、めて玄関じゃなくて、中入ってよ･･･」
秋暮、暖房も届かないここじゃあ普通に寒いだろうしと思って言った言葉に、え、って目を見開く深田
そして見開いた目が獣のような目に変わる
あ、やらかしたかも
『･･･いや、帰りますよさすがに(笑)』
これ以上は多分、我慢できないんで
そうヘラッと笑う深田は名残惜しそうに離れて私に背を向ける
でも、やっぱり酔っぱらいがこのままちゃんと帰れるか不安だし、って心の中で変な言い訳をつくって帰ろうとする深田の服の袖を摘む
「ちゃんと、帰れるの？」
『･･･っ、だからぁ〜』
グシャッと自分の頭を乱暴に掻いて、振り返って私の腕を掴んで壁にドンッと押し付ける
変わらず深田の目は欲に塗れていて、そういう流れになるのかななんて俯瞰して考える
無駄なものがない綺麗な顔が近づいてきて、普通だったら目を瞑るんだろうけど見蕩れてしまって
『･･･目、瞑らんの』
「だって、綺麗だから、ちゃんと見ておきたい」
至近距離で寸止めされて心臓が早く脈打つ
私とは反対に目を瞑った深田はまたゆっくりと近づいて私の唇に自分のを重ねる
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鈴黎(プロフ) - まっちゃさん» コメントいただきありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです！検討しますね💭 (2022年11月7日 0時) (
レス) id: ce9b284c17 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 初めてコメントします！内村くんのお話展開が気になりすぎて、、、ぜひ長編待ってます、、！(̨̡ ⸝⸝ᐢ.ˬ.ᐢ⸝⸝ )̧̢ (2022年11月4日 14時) (レス) @page19 id: 9e20ae1596 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴黎 | 作成日時：2022年10月25日 21時
