△思い出さないで ページ9
Aが目の前で俺に倒れ込むように意識を失う
それに驚くこともなく自分の身にAを抱き寄せる
やっぱり、と心のどこかで思いながら自分自身の行いを反省する
俺はAにとっての“鍵”みたいな存在だから
抱き上げて迷うことなくAの部屋に連れていきベッドに寝かせると少しずつ呼吸が落ち着いていく
でもか弱い声で発せられる“湧”という単語に焦燥感を掻き立てられてしまって、
「…まだ、ここにいて。思い出さないで」
そう言ってAの額に唇を落とす
君を縛るものはおれが全部取り除いてあげる
だから何も考えないで、ただずっとそばにいてほしい、そう願ってもAの時折眉根を寄せて苦しそうにする姿を見て猶予はないのだと実感させられる
「俺だけを見てて」
そうすれば君は幸せなままでいられるんだから、そんな言葉はAに届くはずもなく空虚を彷徨った
．
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るり(プロフ) - 続きが気になりすぎます！待ってます！！ (8月9日 15時) (
レス) @page11 id: 1e57c86ebd (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 続きが気になりすぎます！待ってます！！ (8月9日 15時) (レス) @page11 id: 1e57c86ebd (このIDを非表示/違反報告)
鈴黎(プロフ) - M氏さん» ありがとうございます！！絶賛スランプ状態ですがすごくうれしいです！！！！ (2021年5月17日 15時) (レス) id: ce9b284c17 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - 突然すみません！！！すっごい好きです！！！！！！！！ (2021年5月16日 3時) (レス) id: 980dc5eeb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴黎 | 作成日時：2021年5月11日 23時
