▼キャパシティー ページ8
「あ、りがとう…」
「いーえー！」
どれくらい眠っていたのかわからないけどずっとそばにいてくれた翔馬くん
その事実だけで心は跳ね上がっていて、それなのにやっぱりどこかで“わく”のことが気になっていてキャパシティーが限界をきたしている
それを察してくれたのか翔馬くんは身支度をしてそろそろ行くね、と帰ろうとしている
「今日はたのしかったから、自分のこと責めないでね」
「…っ、うん、ありがとう」
翔馬くんはひらひらと手を振って見送りはいいよと言わんばかりに足早に部屋から出ていく
…やっぱり、翔馬くんには怖いくらいにすべてを見透かされてる
倒れたことで台無しにしてしまったんじゃって不安も、自分の思い出せない過去も痛いくらいに心に刺さっていたのにいとも簡単に解いていく
「…気、遣わせたよね」
察知能力が高すぎるのか、それとも私がわかりやすい人間なのか、どちらでもある気がするけど、今はそんなことどうでもよくて
今日の事を思い出して翔馬くんの優しさを改めて実感すると同時に、どんどん好きになっている自分を俯瞰して見て少し怖く感じてる
…こんなに人を好きになったことって今まであったのかな
『…A！遊ぼうぜ！』
『A〜！早く行こうよ〜！』
過去のことを考えようとするとやっぱり思い浮かんでしまう私の名前を呼ぶ2人の男の子
あぁ、またキャパシティーが限界みたい
気づいたらベッドに再び沈み込んで夢の世界に誘われていた
．
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るり(プロフ) - 続きが気になりすぎます！待ってます！！ (8月9日 15時) (
レス) @page11 id: 1e57c86ebd (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 続きが気になりすぎます！待ってます！！ (8月9日 15時) (レス) @page11 id: 1e57c86ebd (このIDを非表示/違反報告)
鈴黎(プロフ) - M氏さん» ありがとうございます！！絶賛スランプ状態ですがすごくうれしいです！！！！ (2021年5月17日 15時) (レス) id: ce9b284c17 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - 突然すみません！！！すっごい好きです！！！！！！！！ (2021年5月16日 3時) (レス) id: 980dc5eeb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴黎 | 作成日時：2021年5月11日 23時
