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もういいや。
言いたい事言って、その後はお酒の力で忘れよう!
「勘違いは勘違いだよ。ソクジンが私の事を好きって勘違い。そーでしょ?」




『ヤ、ヤー!勘違いだって思ってるならそれが勘違いだよ。
アルコールの力を借りないと好きの二言でさえ言えない僕の告白を勘違いで終わらせないでよ。
他のキムさんの名前を必死に覚えて、他の男に声を掛けてる所なんて見たくないよ。まぁ、ゆくゆくは結婚してキム姓になって欲しいからキムを毛嫌いして欲しくはないけどさ?それでも、最近名前をやっと覚えたキムさん数人と話して笑顔を向けてるのなんか見ちゃったらさ?仕事って分かっててもぼくは面白くないんだよ!だって好きなんだもん!仕方ないでしょ?!』
「ちょ、ちょっと待って。ソクジン、ストップストップ!」

途中から早口過ぎて聞き取れなくなっちゃったけど、勘違いが勘違いって言った?
ってことは「ソクジンは、私の事が好き…って事、で…間違いない?」

って確認する私に大きな溜息を吐いたソクジンは、耳だけでなく、顔も、首まで赤くして
『ヤーホントにもう…。そうだよ…。好きなんだよ…。』と言いながら顔を両手で隠して分かり易く照れている。



そんなソクジンが可愛くて、好きって事を隠してたのが馬鹿馬鹿しくなる位大好きが溢れ出して
思わず目の前に居るソクジンの緩んだネクタイに手を伸ばし、引き寄せた。



「私は大好きだよ、キム・ソクジン。」



自分で引き寄せておきながら、勢い余っておでこがぶつかる数センチの距離にソクジンの顔が有る事に内心パニックになりつつも、至近距離で見るソクジンは本当にかっこよくて、瞳がキラキラしてて、目のやり場に困っていたら、ふにゅりとソクジンの唇が私の唇に触れた。



『将来はキム・Aになるって覚悟、しておいてね?』
なんて言って微笑むソクジンを見たら一気に酔いが醒めて
つい数分前まで悩みの種だったキム姓の仲間入りなんて…私、大丈夫だろうか?とまで考えちゃったけど



ソクジンが旦那なら、ソクジンが隣で笑ってくれていれば
それだけで十分。
キムでもなんでも、キム・ソクジンがいてくれれば
私は幸せだから。

・・・・after→←・・



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 短編   
作品ジャンル:恋愛
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チロル(プロフ) - 名無し18750号さん» コメントありがとうございます。お受けしたい所なのですが、別のお話の更新を優先したいので、今はリクエスト受けてません💦ごめんなさい((*_ _))ペコリ (11月29日 18時) (レス) id: d67faff507 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか (11月29日 12時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チロル | 作成日時:2023年11月6日 19時

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