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・・ ページ26

「ちょっと!これじゃカップルみたいじゃん!」

TH「Aちゃんの手、冷たいから温めてあげてるんだよ!」



テヒョン君はとても顔が整っている。
その上、人懐っこくて優しいからとてもモテる。

テヒョン君が居る事で売り上げは上がりっぱなしだと店長も喜ぶ位に。



別にテヒョン君の事が嫌いなわけではない。

寧ろ、好き…なんだと思う。



でも、面倒な事になるのは絶対に嫌。


あの日

私が怪我をした日

帰り道にテヒョン君の事が好きなお客さんに偶然会ってしまって
酔っぱらって私に絡んできたと思ったら変な言いがかりをつけられて
バッグで殴られたと思ったらよろけて電信柱に頭を打って倒れてしまったのだ。



テヒョン君はフレンドリーだし人との距離がちょっとバグってるだけで


テヒョン君の事が好きだと公言した事も無ければ
テヒョン君が私の事を好きと言ったなんて話も聞いた事がないのに


私だって、この気持ちをどうしたら良いか分からないっていうのに…!!

なんて、繋いだ手を楽しそうにブンブン振って、鼻歌を歌いながら歩くテヒョン君の隣を悶々としながら歩く。



TH「Aちゃんの事はこれからもずーっと俺が守ってあげるからねー!」




ずっと…って?
それは、いつまで?

そんな簡単に言わないで欲しいなんて思う私の気持ちなんて、テヒョン君には分からないんだろうな。



「はーい。お願いしまーす。彼女が出来たらそうもいかないけどねー。」


気の無いような返事をして、悟られない様にしている私も私だけど。



TH「Aちゃんは、彼女になってくれないの?」

「…は?」


急に何を言い出したのかと思ったけど
テヒョン君がちょっとズレているのはいつもの事。


いちいち反応してドキドキしたり傷ついたりしていたら身が持たない。


そう思っている筈なのに
「テヒョン君の、彼女にしてくれるの?」
って勝手に口から出てしまった声はもう取り消しなんか出来なくて

後悔して俯いたけど、私の顔を覗き込んできたテヒョン君と目が合ったと思ったら、ふにっと唇がくっついた。



突然のキスに驚きつつも
テヒョン君のまつ毛なっが!なんて思ってる私も、テヒョン君と同じでちょっとズレてると思う。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 短編   
作品ジャンル:恋愛
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チロル(プロフ) - 名無し18750号さん» コメントありがとうございます。お受けしたい所なのですが、別のお話の更新を優先したいので、今はリクエスト受けてません💦ごめんなさい((*_ _))ペコリ (11月29日 18時) (レス) id: d67faff507 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか (11月29日 12時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チロル | 作成日時:2023年11月6日 19時

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