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賄いが出る飲食店のバイトは良い。
稼げる上に、食費も浮くし、一人分のご飯を作る事の面倒くささから解放される。


居酒屋だから週末になると忙しくて、ずっと動きっぱなしだけど




店長「Aちゃーん!7番片付け終わったら上がっちゃって良いよー!」


「はーい!」


いくら大学生になったと言えど、世間一般的には若い女の子の私を
店長はいつも日付が変わる前に帰宅出来るようにお店の様子を見て上がらせてくれるし

なんなら、護衛までつけてくれる



TH「Aちゃんお疲れ様!」


嬉しそうに賄いを2つ持って控室に入ってきたテヒョン君は、店長曰く私の番犬。


私の事を自分の娘の様に可愛がってくれる店長がテヒョン君を護衛として同じ時間に上がらせてくれるようになったのは、以前私が帰宅途中に怪我をしたのがキッカケ。



その怪我の理由がテヒョン君にも関係するって…店長も知ってる筈なのに。
意地悪じゃない?



「テヒョン君もお疲れ様!今日、ちょっと買い物して帰るから1人で帰るよー!」

TH「ダメ!一緒に帰ろ!」

「え〜」

TH「俺が一緒に帰りたいの!」


途中までは同じ方向だからそこまでは良いのかもしれないけど
嬉しいような、ちょっと避けたいような…複雑な気持ち。


TH「さ!帰ろう♪
お先失礼しまーす!」

「わ、ちょっと!お、お先に失礼しまーす!」


立ち上がったテヒョン君が、私の手を掴んで歩きだしてしまったから、慌てて後を付いて行く。


「テヒョン君、手ぇ離して!ちゃんと一緒に帰るから!」

TH「今日は捕まえておきまーす!」

「いや、でも、これじゃ…」


握手するように掴まれてしまった事で、とても歩き難くて
気付かないテヒョン君に声をかけたら、やっと足を止めて振り返ってくれた…と思ったら繋がれた手を見て大笑いしだしたテヒョン君。


TH「はははっ!ごめんごめん。じゃ、はい!」


改めて差し出された手。

テヒョン君て、顔だけじゃなくて手も綺麗なんだ…なんてボケっとしてたら、またテヒョン君の方から手を掴んできて
今度は指を絡めるようにして握り、その手を目の前に持ち上げて にひひ と嬉しそうに笑うテヒョン君にドキッとしてしまった。

・・→←좋아해 TH



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 短編   
作品ジャンル:恋愛
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チロル(プロフ) - 名無し18750号さん» コメントありがとうございます。お受けしたい所なのですが、別のお話の更新を優先したいので、今はリクエスト受けてません💦ごめんなさい((*_ _))ペコリ (11月29日 18時) (レス) id: d67faff507 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか (11月29日 12時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チロル | 作成日時:2023年11月6日 19時

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