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NJ「心配して来てみれば…俺、何かしちゃったかな?」

振り返ると、ナムが部屋の入口に居て
驚いて何も言えずにいる私の近くまで来ると、眉を下げて困ったような表情で私の顔を覗き込んできた。

NJ「ノックしたんだけど、聞こえてなかったかな?
ごめん。勝手に入ってきちゃって。」

「んーん。いいよ。」

NJ「なんか、Aの気に障るような事、しちゃった?」

「全然!ナムは何にも悪くないの。ごめんね…。」


ナムが馬鹿なんじゃない。
馬鹿なのは、私だ。



どんな時も
こんな面倒な私の事を気にかけて、寄り添ってくれるナム。

それは幼少期の頃から変わらなくて

だけど、きっと
あの言葉は幼少期故の戯言

それを今でも信じている私が悪い。



NJ「年々、Aは俺にもどことなく遠慮してる気がするんだけど…気のせいかな?」

「気のせい、だよ。」


遠慮している訳じゃない。
年々ナムへの好きって気持ちが大きくなりすぎて、今まで通りで居られないの。

いつからかは知らないけど、ジヨンもナムの事が好きって知っているから…。


NJ「じゃぁ、戻って3人でテスト勉強しよう。
化学とか、理数系はAとやった方が捗るんだ。」

立ち上がったナムが私に手を差し出してくれるけど、その手を取ることが出来なくて、顔をそむける。


「ジヨンが居るから…大丈夫じゃない?私、今日は一人で勉強したい気分なの。」

NJ「…そっか。分かった。それなら、明日一緒にやろう。」


それ以上何も言わず、大きな手で私の頭を一撫でして、ナムは部屋を出て行った。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 短編   
作品ジャンル:恋愛
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チロル(プロフ) - 名無し18750号さん» コメントありがとうございます。お受けしたい所なのですが、別のお話の更新を優先したいので、今はリクエスト受けてません💦ごめんなさい((*_ _))ペコリ (11月29日 18時) (レス) id: d67faff507 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか (11月29日 12時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チロル | 作成日時:2023年11月6日 19時

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