検索窓
今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:224,677 hit

ページ27

J




今度こそ何を送っても既読もつかなくなって、電話をかけようとしてもプルルルルという機械音さえ発してくれなくなった




大我「 元気なくない?」


樹「 んなことねーよ!」


大我「 嘘ついちゃって 」


樹「 Aちゃん見ればいつでも復活!」


大我「 痛そう 」


樹「 あ?」


大我「 Aちゃんの話になると、最近の樹はすげぇ痛みに堪える顔してんだもん。前まではあんな素の笑顔だったのに 」




なにそれ、知らない間に俺の事観察してたの?
本当にきょもってなに考えてんのかわかんねーや。




樹「 夢だったとおもえばいいだけなんだけどな 」


大我「 夢じゃなかったね、あれは。ちゃんと会ってたよ 」


樹「 だよなぁ、」


大我「 いつもの樹らしくないよ。女に振り回されてるなんて 」


樹「 だな、俺も滅入ってんだ 」


大我「 罪だね、Aちゃんも 」


樹「 それ、言ってやってくれよ 」




こっちはAちゃんしか見えないってくらいなのにさ。

相手が誰かだってわかってるよ。
Aちゃんは誰にでも惚れるような子じゃないって知ってるから、キミのタイプはアイツでしょ?




北斗「 なにしてんの、ジェシー返して 」


ジェシー「 DAHAHA!! Aに変顔送らせてェ!」


北斗「 やだよ、自分のでやれよ!」


ジェシー「 北斗の変顔も一緒に♡ 」


北斗「 コラ!ふざけんな!」




俺だけなんだよなぁ、つらい。
まあ、連絡先を交換してたのが元々3人で、ジェシーは幼馴染だし、北斗は彼氏だもんな。ただの片想いの俺が切られるのは仕方ないのか。




大我「 そんなじゅりちゃんに朗報でェーす 」


樹「 なに 」


大我「 Aちゃん、今日同じ建物にいるらしいよ。同じ雑誌の撮影中だって 」


樹「 は?」


大我「 ちょっと聞こえちゃったんだ 」




嬉しそうな顔して、親指と小指を立てて耳元で揺らしてる。
北斗とAちゃんの電話聞いてたの?
ちょっときょも怖いよ?大丈夫かな?




大我「 直接、話してみなよ 」


樹「 取り合ってくんないでしょ 」


大我「 それは樹の態度次第じゃない?」


樹「 …………ありがと、きょも 」




やっぱ俺がAちゃんを好きでいる権利は、誰にも奪えねーよな。

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (335 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1651人がお気に入り
設定タグ:田中樹 , 松村北斗 , SixTONES   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハル(プロフ) - Twitterの方、フォローさせて頂きました!1人目になれて嬉しいです!更新楽しみにしています!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃ面白いです!この先のお話も楽しみにしてます! (2019年8月5日 6時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:李苺 | 作成日時:2019年8月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。