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北斗「 気をつけて帰ること。わかった？」
「 うん、お金はいらないからね。投げ込まないでね！」
北斗「 ん？」
とぼけたような顔をしてわたしをタクシーの中に押し込むと、窓越しにバイバイと手を振られる
よかった！今回はお金投げ込まれなかった！
「 ××駅までお願いします 」
『 かしこまりました 』
背もたれにもたれかかってふぅっと一息着けば、尻ポケットに入っていたケータイが震えた
「 えっ！？！？！？」
『 ど、どうしました？！』
「 あっ、すみません！なんでもないです！」
北斗カバンのポケット見てな
嫌な予感はしたんだ、毎回タクシー代も持たされるのに今日は何も無いなんて。
言われた通りカバンのポケットを漁ると出てくる1万円札
本当にこういうのやめて欲しい。しかも今回なんか多いし！！
多い!そんでもって本当にお金いらない!
北斗今日は急だったから細かいのなくてさ
お小遣いにしな
子供扱いするな!!
わたしだって最近はそれなりにお仕事してるし、自分の稼ぎあるから十分なんですけど！
北斗じゃあ今度メシ行く時はAに奢ってもらおうかな
とか言って奢らせてもらえた試しはないんだけどね。
腹立つから意地悪してやろーっと。
ほくとー
北斗ん?
すき
北斗なに、めちゃくちゃ可愛いんだけど
じゅりくんが
北斗てめえさっきの言葉はなんだ
なんのこと?
北斗俺が好きって言ったじゃん許さない
お金くれる人好きじゃない
北斗贅沢な悩みだよ、まったく
だって、北斗とこうして会えてるだけでわたしは十分幸せなんだもん。
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ハル(プロフ) - Twitterの方、フォローさせて頂きました！1人目になれて嬉しいです！更新楽しみにしています！！ (2019年8月14日 23時) (
レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃ面白いです！この先のお話も楽しみにしてます! (2019年8月5日 6時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2019年8月3日 21時
