▼ ページ19
･
樹「 ……ってか待って？！いつの間に呼び捨て！？」
「 仲良くなったから 」
樹「 え、むりむりやめて 」
「 なんで樹くんに決められないといけないの 」
樹「 うわっ、生じゅりくんはやべぇ 」
「 相変わらず人のペースを乱してくね 」
樹「 まあまあとりあえず中に入りましょうや 」
「 こっちは道を塞がれてたんだけどな 」
とりあえず樹くんの後ろをついていって、リビングのソファに腰掛ける
樹「 何飲みたい？なんでもあるよ！」
「 お水でもお茶でもなんでも大丈夫 」
樹「 いや〜、ワガママ言わない女の子好き 」
「 別に好きじゃなくていいです 」
樹「 もはや存在が可愛いね 」
「 はいはい、ありがとう 」
脈絡のない会話がただ続くだけっていうね
樹「 あ！ねえYouTube見た？」
「 見てない 」
樹「 じゃあそれ一緒に見て勉強しよ！」
「 なんの勉強？」
樹「 俺のメンバーのこととか、もちろん俺の事も！あとは他にどんなグループがあるのかとか 」
「 ほぉ 」
樹「 いい？どう？面白そうじゃない？」
「 面白そうだけど、樹くんそれつまんなくない？」
樹「 なんで？Aちゃんと一緒にいれるんだよ？幸せでしかないんだけど 」
「 …………そういうとこだよ、まったくもう 」
樹「 えっ！もしかして、て 」
「 照れてないから 」
樹「 だいぶ食い気味なんだよなぁ 」
それから2人でソファに座って誰がかっこいい、おもしろいだの言いながらYouTubeを見て
その間も不意に目が合えば驚いた顔をして急に視線を逸らしたり、
名前を呼ぶだけでもビクッと肩を跳ねさせたりなんかして、いちいち可愛い反応するのね。
「 樹くんって見た目によらず可愛いとこあるよね 」
樹「 う、うるさいんだけど！」
「 照れるとかもありえねーって感じだとおもってた 」
樹「 俺だってこんなの初めてでちょっと戸惑ってんだからね、！」
「 ふーん？樹くん樹くん 」
樹「 ちょっ、なに、やめ、」
「 樹くんちゃんとこっち見て喋ってよ 」
樹「 や、なにしてんのAちゃん、」
「 おーい、樹くん 」
悪戯ゴコロにスイッチが入っちゃって、こっち向くまでやってやろ！なんておもったのが間違いだった
樹「 ……Aちゃんが悪いんだかんな 」
「 え？」
急に肩をぐっと掴まれて
気づけばこてんと横に傾く痩せこけた顔が目の前にあった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1651人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハル(プロフ) - Twitterの方、フォローさせて頂きました！1人目になれて嬉しいです！更新楽しみにしています！！ (2019年8月14日 23時) (
レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃ面白いです！この先のお話も楽しみにしてます! (2019年8月5日 6時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：李苺
| 作成日時：2019年8月3日 21時
