なんで？ ページ39
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わたしは大我くんを好きだって気持ちでいっぱいなのに、なんだか年上の余裕を見せつけられてる気分。
「 今日は塩焼きそばがいい 」
樹「 はっ、俺の定番は醤油だから！」
「 聞いてない聞いてない〜 」
樹「 わがままAちゃんは困るなあ 」
とか言いながら買い物カゴに突っ込むのは塩味の焼きそばセット
「 わたしに甘いなー 」
樹「 俺は甘やかしの天才だからな 」
「 そんなの初めて聞いた 」
もしかして、わたしの彼氏って大我くんじゃなくて樹だったのかな？
そう錯覚してしまう程には不安で埋め尽くされてる。
「 本当にわたしの家に入り浸りすぎ 」
樹「 いーじゃんふたりきり 」
「 言い方がむり 」
大我くんは、こうやってわたしが樹と2人きりになってもなにもおもわないのかな。
樹「 ………本当にきょもばっか 」
「 え？」
樹「 ねえ、いい？」
主語のないその問いかけに目を見開くことしかできなくて。
床に縫い付けられたように動かない腕、
いつになく真剣な顔をした樹がわたしを見下ろしていた
「 夜ご飯、食べるからどいて？」
樹「 食べたあとならいいの？」
「 じゅり 」
樹「 A、答えて 」
「 もうしない。樹とはできない 」
樹「 最初に俺に縋ったのはAなのに？」
「 それ言う？」
樹「 俺が縋りたいときは縋らせてくれないの？」
「 だって…………、」
樹「 なに 」
「 わたし、大我くんの彼女になったの。だから大我くんを裏切るようなことはできない 」
樹「 きょもは、俺とAのこと知ってるのに今日2人になること許したんだよ？」
「 …………なんで大我くんが知ってるの？」
樹「 俺が言った 」
「 っ、大我くん、何も言わなかった、？」
樹「 教えない 」
「 なにそれ、」
何も言わずに顔を近づけようとしてくる樹から顔を背けると、わたしの腕を掴む手の力が強くなった
「 っ痛い、！」
樹「 …………俺を選んで、おねがい 」
泣きたいのは樹のはずなのにね。
なぜかわたしが泣いちゃった
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あーりん(プロフ) - 更新まってました！また楽しみにしてます！ (2019年5月21日 22時) (
レス) id: 64b5baa2a0 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - ふまけんが出てきた！お兄さんしてる！！！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 69230dd273 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 1a12731cb3 (このIDを非表示/違反報告)
rinrin05095569(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませて頂いてます！主人公が、なにわ男子と仲良くしてて、嫉妬するようなのを書いて頂きたいです！大西流星くんメインでお願いしたいです！！ (2019年5月2日 0時) (レス) id: 7fbdcb078f (このIDを非表示/違反報告)
卵 - きゅんきゅんがとまんないです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月1日 10時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2019年3月27日 23時
