ライバルだらけ ページ36
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「 あーあ、追い出されちゃった 」
あの後本当にハイハイの楽屋から追い出されて
自分の楽屋に戻るか、他の楽屋に行くか悩んでたら突然後ろから体を引き寄せられる
大我「 瑞稀にはあんなに優しいんだ 」
「 っ！た、いがくん、？」
大我「 俺も後輩になればよかったかなあ？」
「 なに、言ってるの 」
大我「 そしたらAにたくさん甘えてー、優しくしてもらってー 」
「 大我くんの方が歳上じゃん 」
大我「 まあそうなんだけどね？」
小さくため息をつきながら顔をわたしの首元に埋める
大我くんが呼吸する度にくすぐったくて、恥ずかしくて、むず痒い。
「 お願い離れて〜、」
大我「 やだ〜 」
「 わたし、甘えさせてくれる人が好き 」
大我「 ………………確信犯じゃん 」
ぴたっと動きを止めてわたしからそっと離れた大我くん
「 楽屋戻ろ？」
大我「 やだ 」
「 なんで 」
大我「 Aがいじわるしたから 」
「 べつにいじわるじゃないけど 」
大我「 今度は答えるまで逃がさない 」
「 え、？」
大我「 俺はAが好き。どんな言葉でもいいから、返事聞かせて 」
「 そ、そんなの急に言われても、」
大我「 わかってたんでしょ？ならべつに急とかじゃない 」
「 っ、やだ、」
大我「 俺そろそろ決着つけたいんだ 」
「 決着って、なに、」
大我「 いちばん近いライバルで言えば、樹との 」
「 これ樹が出てくる話？」
大我「 Aだって気づいてるじゃん 」
「 気づいてるって、べつになにも 」
大我「 そういうずるい女でいいの？」
「 その聞き方が酷い 」
好きで応えてないわけじゃない。
関係が壊れるのが怖くて堪らないのが、なんで分からないの。
大我「 もし振られたって、俺は今まで通りAのことは好きだよ。樹と付き合っても、文句言ったりしない 」
「 付き合うとかそういう話じゃなくて、…………わたしたちはアイドルなんだよ 」
大我「 アイドルも人間だよ。恋してなにが悪いの？」
「 そんなの自分勝手だよ、」
大我「 隠し通すのもアイドルだよ 」
そんな言い方されたら、黙るしかないじゃない。
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あーりん(プロフ) - 更新まってました！また楽しみにしてます！ (2019年5月21日 22時) (
レス) id: 64b5baa2a0 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - ふまけんが出てきた！お兄さんしてる！！！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 69230dd273 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 1a12731cb3 (このIDを非表示/違反報告)
rinrin05095569(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませて頂いてます！主人公が、なにわ男子と仲良くしてて、嫉妬するようなのを書いて頂きたいです！大西流星くんメインでお願いしたいです！！ (2019年5月2日 0時) (レス) id: 7fbdcb078f (このIDを非表示/違反報告)
卵 - きゅんきゅんがとまんないです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月1日 10時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李苺
| 作成日時：2019年3月27日 23時
